小山田圭吾 炎上の「嘘」 東京五輪騒動の知られざる真相

中原一歩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163918778
ISBN 10 : 4163918779
フォーマット
出版社
発行年月
2024年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;19

内容詳細

2021年に行われた東京五輪。コロナ禍ともぶつかったこのオリンピックは、一年の延期を迫られ、実施に際しても様々な問題が発生、まさに呪われていた。
そんななか、開会式直前に発覚したスキャンダルによって、開会式スタッフは交代することとなる。そのひとりとして、急遽開会式の作曲を担当することになったのは、ミュージシャン小山田圭吾だった。
かつて、フリッパーズ・ギターとして活躍し、Corneliusのメンバーとしても人気を集める小山田圭吾。
しかし、小山田もまた、学生時代の「いじめ」について語ったかつてのインタビューが問題とされ、大バッシングを受けたことで、音楽担当を降板。テレビ番組のレギュラー、ライブ活動なども自粛を強いられ1年近く、謹慎することとなる。
だが、取材を進めるうちに、この「いじめ」についての意外な真相が見えてくる。なぜ彼はかつて雑誌「ROCKIN'ON JAPAN」「Quick Japan」の取材で「いじめ」について語ったのか。そしてなぜ、小山田はここまで追い詰められねばならなかったのか。
その真相から、みそぎの果ての小山田の姿に迫る。

【著者紹介】
中原一歩 : ノンフィクションライター。1977年佐賀県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 道楽モン さん

    ネット炎上から始まった、マスコミによる公開処刑の顛末。小山田圭吾への思い入れは殆ど無いが、ギタリストとしての力量は間違いないという認識がある。本書によって裏取りされた事実経過を辿れば、マスコミの売らんがためのスタイルやヒステリックで無責任なSNSの匿名個人による正義祭は、どう考えても常軌を逸した魔女狩りでしかない。若き日の軽率さが招いた悲劇ではあるが、現在も連日報道されている事件にも、マスコミの劣化やSNSのリテラシーの低さを象徴する人間の恥部が通底していると感じる。ここ数年で加速度的に劣化する国民よ。

  • おかむら さん

    2021の東京五輪はやたら問題の多い大会だったけども、小山田圭吾の炎上もギリギリになって燃えてたなあという印象。小中時代のいじめを嬉々として語る30年前の雑誌記事。今の時代では全くアウトだけど90年代はまだこういう悪ノリ悪ふざけはオッケーだったし、なんなら面白がられた。意識低かったのよみんな(私含め)。その記事が再掲されて大炎上に至る背景と影響、小中当時のいじめの実態調査と関係者に当たって掘り下げたルポ。著者は音楽系には疎そうな食系ライターなので余計な先入観がなくて良い。

  • ossan12345 さん

    コロナ禍であらゆる人たちが鬱々とする中、小山田事件をはじめとする東京五輪の混乱は格好の叩きネタだった。ほとんどの人が真実を知らない中、自分だけが正義の鉄槌を下すに相応しい人間であるかのように、疑わしい人間を叩きまくった。叩かれた人間には一生の傷が残るが、叩いた側は一瞬で忘れ今ではすっかり過去のこと。これは「いじめ」だ。こどもが小さいときから「デザインあ」にセンスの良さを感じていたので、番組終了は寂しい思いがした。シャキーンとかHoorinとか、東京五輪はこどもが寂しい思いをした五輪だったなあ

  • itchie さん

    太田光の「その時代の価値観を知りながら評価しないと」といった発言がやたら叩かれていたのが不思議だった。爆笑の「進路指導室」というコントもそうだし、麻原彰晃がテレビに出ていた時代だし。あの露悪的なインタビューも、雑誌の側は「小山田圭吾はこの路線のほうがウケる」と(半ば勝手に)プロデュースしてやろうという意図があったのも容易に想像できると思うんだけど、そうじゃない人も多いんだね。特殊な事例だけど、含んでいる問題は普遍的。取材拒否もあり、すべてが明らかになったとはいえないが、多角的に取材されている。

  • つきかげ🌙 さん

    問題の炎上については、タイミング的に運が悪かったとしかいえない。本人が、雑誌に載ってたようないじめをしていなかったというのは救い。

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