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開発経済学と現代中国

中兼和津次

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815807108
ISBN 10 : 4815807108
Format
Books
Release Date
September/2012
Japan

Content Description

中国は開発経済学で解けるか。未曾有の変貌をとげる現代中国を、社会科学の実験場とみなし、開発経済学のさまざまなモデルや仮説を準拠枠として、その「発展」の軌跡を検証する。はたして「中国モデル」は存在するのか。第一人者による透徹した中国経済論。

目次 : 中国経済の捉え方:開発経済学的枠組みと視座/ 初期条件と歴史的文化的特性/ 成長モデルと構造変化/ ルイス・モデルと中国の転換点/ 外向型発展モデルと中国/ 雁行形態論・キャッチアップ型工業化論とその限界/ 人口転換と人口ボーナス/ 分配と貧困/ 人的資本と教育/ 環境クズネッツ曲線と中国の環境問題/ 開発独裁モデル:中国における政府と市場の関係/ 中国の開発経験をどう見るか

【著者紹介】
中兼和津次 : 1942年北海道に生まれる。1964年東京大学教養学部卒業。アジア経済研究所調査研究部研究員、一橋大学経済学部教授、東京大学大学院経済学研究科教授、青山学院大学国際政治経済学部教授等を経て、東京大学名誉教授(経済学博士)。主著:『中国経済発展論』(有斐閣、1999年、アジア太平洋賞大賞・国際開発研究大来賞)、『中国経済論』(東京大学出版会、1992年、太平正芳記念賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    開発経済学といえば、トダロー(2頁)。分厚い邦訳書を懐かしく思い出す。あれをいつか借りてみたい。速水佑次郎先生も有名(3頁)。本書の経済発展の定義は、構造変化を伴い、国民が利益を享受する長期成長過程(同頁)。社会構造の変化をもたらす開発・発展を広義に据えている(4頁)。仏教経済学では野田真里先生の定義では開発(かいほつ)という発想も想起しておきたい。著者は、社会科学の場合、問題やテーマが最重要とされる(18頁脚注11)。同感。三農問題とは、農業と非農業、農村と都市、農民と都市住民、との間の格差(92頁)。

  • 深窓

    ソローモデルをはじめとした成長モデルに基づいて中国の経済発展を説明するとともに、中国の有する特殊性についても述べられていた。キャッチアップ型工業化論と雁行理論による説明の限界が興味深かった。

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