名犬ラッシー: 3

【４話収録】
■第１１話「プリシラ・最後のわがまま」
　プリシラが遊びに来てくれた翌日、ジョンたちはみんなで作ったシフォンケーキを彼女に届けるため、ラドリング公爵の屋敷を訪ねる。ところがプリシラは急にスコットランドへ戻ることになってしまい、その準備のため、彼女は外出を禁止されていた。それでもプリシラは、ジョンたちといっしょに遊ぶ時間を過ごそうと屋敷を抜けだし、みんなで連れだってムーアの岩の城へ探検に向かうのだった。
■第１２話「火事をおこしたのは誰だ」
　ある日、村はずれを散歩していたジョンとラッシーは、犬のトゥーツを連れた行商人のローリーと出会う。村の広場で開いたローリーの金物の屋台は、彼の巧みな話術とトゥーツの曲芸で大盛況になるのだった。その夜ジョンとコリンは、村に泊まったローリーから旅のおもしろい話を聞かせてもらう。ところが明け方、ローリーの馬車から火事が出たため、村人から彼が火元だと疑われてしまう。
■第１３話「サンディは牛どろぼう？」
　サンディが世話をしてきた雌牛のムーから、突然ミルクが出なくなった。サンディの父親フィリップはいろいろ手を尽くしたものの、具合は良くならず、ついにムーを売ろうと決心する。ムーと別れたくないサンディは、ジョンとコリンに協力してもらい、しばらくの間、ムーを森に隠して飼うことにした。ところがフィリップが、ムーが盗まれたと勘違いしたため、騒ぎは村中に拡がってしまい……。
■第１４話「怪しい大男を追跡しろ！」
　ジョンの父親サムは、放牧地で倒れていたアイアン・コッパーという大男を助ける。サムは働き口を探していたアイアンに鉱山での仕事を紹介し、炭坑の横の小屋で暮らすように世話をするのだった。そんなおり、ウォルターとブルックという刑事が、ロンドンで起きた金塊強盗事件の捜査のため、村へやって来た。彼らは憶測だけでアイアンが犯人の一味だと信じ込み、逮捕の口実を探していた。