プーチン戦争の論理 インターナショナル新書

下斗米伸夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797681093
ISBN 10 : 4797681098
フォーマット
発行年月
2022年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;18

内容詳細

なぜロシアは、ウクライナに侵攻したのか。
プーチンの行動原理がわかる、入門書にして決定版の一冊!

「特別軍事作戦」という名の「プーチンの戦争」が世界を震撼させている。
この「戦争」を理解するには、ロシアが置かれている軍事的・経済的な状況だけではなく、プーチン、さらには多くのロシア人がもつ宗教観・民族観を知る必要がある。ロシア研究の第一人者が、新たな「文明の衝突」の核心に迫る。

(本書の特徴)
●旧ソ連・ロシア研究の第一人者が、「ウクライナ侵攻」の真相をわかりやすく解説。
●プーチン大統領と何度も対面し、東アジア情勢について話し合った経験をもつ著者が、西側のメディアではあまり報道されることのない「素顔のプーチン」を明らかにする。

【内容】
第1章:なぜロシアは、ウクライナへ軍事侵攻したのか
第2章:宗教・歴史からロシアを読み解く
第3章:分裂するウクライナ
第4章:プーチンの素顔
第5章:ロシアとCIS(独立国家共同体)
第6章:今後の安全保障体制

【著者略歴】
下斗米伸夫(しもとまい のぶお)
政治学者。法政大学名誉教授。専攻はロシア・CIS政治史。1948年、北海道生まれ。1971年に東京大学法学部卒業、78年に東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。1988年から2019年まで法政大学法学部教授。2019年より同大学名誉教授。この間、モスクワ・ボストンなどでも在外研究を行う。『プーチンはアジアをめざす』(NHK出版新書)、『新危機の20年』(朝日選書)など著書多数。

【著者紹介】
下斗米伸夫著 : 政治学者。法政大学名誉教授、神奈川大学特別招聘教授。専攻はロシア・CIS政治史。1948年生まれ。71年に東京大学法学部卒業、78年に東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。1988年から2019年まで法政大学法学部教授。19年より同大学名誉教授。この間、モスクワ・ボストンなどでも在外研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    ソ連、ロシア研究の泰斗の著。メディアの(西側情報に依存した)報道とは異なり、ロシア、ウクライナの歴史を押えた上で、その対立構造を解き明かす。特にウクライナの複雑な宗教や住民の事情、ロシア語話者が相当数いたにもかかわらずウクライナ語を公用語としてロシア語を排除してきたことなど、ウクライナ内部の問題や政権交代の歴史などが解説されていて、この戦争が一筋縄ではいかないことを示す。また、経済制裁が石油高騰を招き、かえってロシアを利しているという分析も鋭い。p.189の地図が、今回の戦争の原因を端的に表している。

  • kan さん

    今回のウクライナ侵攻の説明のために歴史や宗教背景、プーチンの思考を解説していくが、時系列に沿っておらず体系的でもないため、ロシア論の初心者としては少々読みにくかった。この侵攻に関するプーチンの思考や行動は、ゼレンスキーの政治スタンスや西側諸国の行動が契機となっているというのは確かにその通りで、西側メディアのバイアスがかかりがちな環境下に自分がいることを認識し、大局的な視点で物事を見ることの重要性を痛感した。

  • チェリ さん

    普段あまり読まない系統の本であるが、Amazon で気になるレビューがあり購入。情報量の多さや因果関係の複雑さから通読しただけで身についたのはごく一部なのかもしれないが、最低限出てくる固有名詞(古儀式派、CIS、ネオコンなど)はある程度馴染んだのだろうか?少なくとも国同士の交渉や駆け引きで、簡単なことなど一つも無いことは良く分かったと思う。登場人物は皆、喧々諤々の議論の中で怯えずに意見を言えるだけで、私にとっては尊敬できる方達だ。時系列や主語が頻繁に移り変わるので、本の構成としてはあまり良く無いが。

  • fseigojp さん

    ウクライナの強気な姿勢の根底にはアメリカの支持がある

  • 瓜月(武部伸一) さん

    参加している読書会の5月テキスト。ウクライナ戦争をロシア史、ソ連史の文脈から捉え直す一冊。著者下斗米氏に対してはロシア近現代史、ソ連史の専門家として敬意を持っている。しかし本書に関しては違う、と思う点が。先ず「戦争の主因はNATOの東方拡大にあり」との考え方。冷戦終了後確かにNATOは東に拡大した。しかしそれは東欧の人びと自らの意思によるもの。その点を軽視している。次に「ロシア・ソ連史の背後に古儀式派あり」の史観。ロシア革命の成功の裏にも、との記述。ロシア革命史論として重大な指摘だけれど論拠が不明なのだ。

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