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12万円で世界を歩く

Yuji Shimokawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022611840
ISBN 10 : 4022611847
Format
Books
Release Date
March/1997
Japan

Customer Reviews

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12万円で世界各地を歩く。 一度に行くので...

投稿日:2021/04/16 (金)

12万円で世界各地を歩く。 一度に行くのではなく、何回かに分けて、何か所かに行く。 旅の準備からしておもしろい。 同行者が用意する缶詰の種類が同じものばかりで、不満が出たりと、節約旅行の厳しさが出る。 あとがきだったと思うが、穏やかな著者が、読者から、コーヒーを飲む余裕があるじゃないか、と言われ、コーヒーくらいいいじゃないか、と憤っていたのが印象的。

ダム さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ホークス

    12万円で行く海外貧乏旅12コース。1988〜9年のバブル期で著者は35歳。アメリカでは長距離バスセンターにホームレスが群がり、トイレをバスルームにして乗客から金をせびる。自由の国の侘しい一面だ。北京から西ベルリンへの列車では横柄なソ連兵に怯え、ピロシキ売りのおばさんに癒される。共産圏を越えて欧州の大都市を巡れば、古い石造りの街と元気の無い白人、生活を支えるトルコやアフリカ系の人々という共通の構図。この企画をきっかけに著者は旅行作家になる。乾いた現実感覚で世界を飄々と渡っていくスタイルは既に確立されている

  • piro

    再読。約30年前、下川さんの貧乏旅ライターデビュー作と言える一冊。ソ連崩壊前、東西ドイツ統一前、と言うのが時代の流れを感じさせます。東側の壁を感じると共に、この30年の中国や東南アジアの急速な発展を再認識しました。そして下川さんが若い(笑)。今も同じ様な旅を続けている所はある意味凄いです。LCCの台頭もあり、国際線の航空運賃は30年経って逆に安くなっている様ですね。最近「リターンズ」として同じルートにチャレンジされた本が刊行されている様なので、そちらもそのうち読んでみたいと思います。

  • みゃーこ

    12万円で世界を見れるなら行ってみたいと思うがこの過酷な旅模様を見たら、日本が一番だね〜と行った気になるだけでお腹いっぱい胸いっぱいになってしまった。ライターとしてのセンスは抜群だと思う。貧乏旅行だからこそ、どうしてもアングラへアングラへ。その国の庶民、その都市の暗部の生活臭まで漂ってくるような旅行記になっている。

  • Carlos

    学生の頃下川さんの本沢山読んだなー。また旅に出たい!

  • うろぽろ

    旅行作家・下川裕治の出世作。毎月のお題に合わせ、時間と体力を犠牲にしてひたすらバス移動と貧乏船旅を繰り返した週刊誌企画。移動時の苦労話が延々と続くだけの内容なのだが、渡航時期の1988〜89年というのが絶妙。ちょうど昭和と平成の狭間で、東西ドイツ統一の直前。冷戦終結・ソ連崩壊もすぐそこで、天安門事件を跨ぎ、翌年にはクウェート侵攻を機に湾岸戦争も始まる。今考えるととんでもない時期に世界中を巡っていたわけで、ちらりと描写されている逞しい現地の人々の生活も、今では様変わりしているのだろうかと思うと感慨深い。

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