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さらば、おやじどの

上野瞭

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652005453
ISBN 10 : 4652005458
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

素っ裸で城下を走り回った新吾は、番所頭の父親の裁きにより、牢送りに。牢には、無実の罪で捕らわれている老人がいた。新吾は仲間と、老人の脱獄を企てる。父子の愛と葛藤、人間の影の世界を少年の成長と共に描く。

【著者紹介】
上野瞭 : 1928年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。1983年『ひげよ、さらば』で日本児童文学者協会賞を受賞。2002年没

田島征三 : 1940年大阪府生まれ。幼少期を高知県で過ごす。多摩美術大学図案科卒業。『ちからたろう』で世界絵本原画展「金のりんご賞」、『ふきまんぶく』で講演社出版文化賞、『とべバッタ』で絵本にっぽん賞ほか受賞。1969年より東京都西多摩郡日の出町で農耕生活をしながら絵画や版画、絵本を制作、1988年から伊豆半島に移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おぎゃ

    最近話題になることが少ない気がするがとんでもない作家です。子離れできない親、親離れできない子、ガチガチに出来上がってしまった社会制度の中で苦しむ人間、ドラッグ依存、介護問題…40年前に江戸時代を舞台にこんな話を、しかも児童文学を書くなんて恐ろしすぎる。

  • おーね

    作者も内容も知らずに手に取った本。15歳というこの時代ではもう大人だと扱われなければいけない年齢を間近に控えて、身近な事や藩の御法、大人の間違った解釈で起された罪の事。それぞれを抱えつつどうしようもない現実を受け入れる少年。めでたしめでたしではなかったけれど、成長小説としてとても面白かった。

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