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死体は語る 2 文春文庫

上野正彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167914455
ISBN 10 : 416791445X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan

Content Description

焼け跡から発見された頸や顔が焼け焦げた母子の死体。監察医の著者は、焼死ではない、「絞殺死」だと見破る。その根拠とは?死斑の色に、まぶたの裏に、頭蓋骨の奥底に、本当の死因は隠されている。捜査機関から絶大な信頼を得た元監察医が、二万体を超す検死実績から導き出した、死体の声無き声を聴く「上野法医学」決定版。

目次 : 偽装を見破った話(死斑篇)/ 弁慶の立ち往生(死体硬直篇)/ 真冬の水風呂(体温の冷却篇)/ 死んでも髭や爪は伸びるのか(死体の乾燥篇)/ 青鬼・赤鬼・黒鬼・白鬼(死亡時刻の推定篇)/ 生前のきず、死後のきず(生活反応篇)/ 語らぬ死体が語り出す(出血・うっ血・溢血点篇)/ 顔がうっ血している死体(窒息篇・その1)/ 窒息死の謎を解け(窒息篇・その2)/ 耳から溺れる話(溺死篇・その1)/ 水中死体は溺死とは限らない(溺死編・その2)/ メッタ刺しは小心者の仕業?(損傷編・その1)/ 飛び降り自殺は足から着地?(損傷編・その2)/ 頭部への衝撃が本当に怖い理由(損傷篇・その3)/ 外傷を見れば事件が分かる(交通外傷篇・その1)/ 墜落外傷と交通外傷は似ている(交通外傷篇・その2)/ 銃でどこを撃てば人は死ぬか(銃創篇)/ 火傷死、焼死、熱中症(その他の外因死篇・その1)/ 凍死、感電死、飢餓死(その他の外因死篇・その2)/ 生と死を考える(嬰児殺篇)/ 独り歩きをする毒物(中毒篇・その1)/ 青酸化合物、練炭ガス、サリン(中毒篇・その2)/ 酒は百薬の長か(中毒篇・その3)/ 砒素、トリカブト…まだある毒物(中毒篇・その4)/ 元気な人の突然死(内因性急死篇)/ 人はいかにして死ぬか(尊厳死、安楽死、終末医療篇)

【著者紹介】
上野正彦 : 1929(昭和4)年、茨城県生まれ。東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。59年、東京都監察医務院の監察医となる。84年から同院長となり、89年退官。以後、法医学評論家として執筆活動を始め、89年、初の著書『死体は語る』が、70万部を超える大ベストセラーとなる。その他、専門書、学術論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 上野先生のご遺体に対して真摯に向き合い、死因を明らかにする姿勢がとても好き。遺族からすると不審死のままだったりするとずっとモヤモヤしそうだし。読みやすく解説も解りやすかった。

  • うさっち

    警察官向け専門誌で連載したコラムをまとめたもので写真や専門的な部分もあり、まさにタイトル通り「法医学ノート」といった感じで少し難しかった。

  • アルカリオン

    警察官向け月刊誌(そんなのがあるのか!)「BAN」の連載をまとめたもの。そのせいか、上野氏の他の著作よりも実践的というか細部分析的な筆致となっている。やや読みにくい感じがあり、上野氏の多くの著作からあえて優先的にこれを読む必要はないかなと思った▼本書でも少し触れられているが、他の著作で氏が強調しているのが「高齢者の自殺原因」統計の不正確さ。遺族は世間体等を考えて「病苦」を理由に挙げるが、実際には家族からの冷遇等、人間関係を苦にしてのものが多いと思われる。

  • kaede

    前作「死体は語る」の詳細ノート。前作同等興味深く読めたのだが、お願いがある。難しい漢字には全てルビを振り続けてほしいです。暗赤紫色などなど、読めずページを遡るのに苦慮したので。上野医師の願い、法医学を学ぶ医師が増えますように、と思う。

  • P.N.平日友

    1に引き続き読了。1よりも現場の知識が細かく、かなりリアルな内容となっている。人間の生々しい犯行の動機を法医学が解き明かすリアルがなんともカッコいい。ただ、現実は人材不足で過酷な環境であることもふれられており、なんとかならないものかと心苦しくもあった。上田氏の研究についてよく知らないけれどかなりマイノリティな論文を書いてたりするような記載があり、機会があれば読んでみようと思う。全体を通してリアルなので夜中に読まないほうがよいかと。

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