往復書簡 限界から始まる

上野千鶴子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344038158
ISBN 10 : 4344038150
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
344p;19

内容詳細

手加減なしの言葉の応酬!女の新しい道を作った稀代のフェミニストと、その道で女の自由を満喫した気鋭の作家が限界まできた男と女の構造を率直に、真摯に、大胆に、解体する。

目次 : エロス資本/ 母と娘/ 恋愛とセックス/ 結婚/ 承認欲求/ 能力/ 仕事/ 自立/ 連帯/ フェミニズム/ 自由/ 男

【著者紹介】
上野千鶴子 : 1948年富山県生まれ。東京大学名誉教授。2011年から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究の第一人者。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士。1993年東京大学文学部助教授に。1995年から2011年まで東京大学大学院人文社会系研究科教授

鈴木涼美 : 1983年東京都生まれ。作家。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。大学在学中に、キャバクラのホステス、AV女優などを経験したのち、2009年から日本経済新聞社に勤務。記者となるが、2014年に自主退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    フェミニズム運動を通じて社会を変革してきた自負を持つ上野千鶴子と、元AV女優で作家となった鈴木涼美との往復書簡。親子ほど歳の違うふたりの性、恋愛、結婚、仕事など交信を続ける毎に深まる相互の考え方の違いと共通点がとても興味深い。鈴木の父が翻訳したフロム「愛するということ」にある無条件の母の愛に子供の性別が書かれていない違和感を指摘していたのが印象に残る。彼女が水商売から足を洗ったのは母が他界した年であった。そして、上野の母が亡くなったのも彼女が40歳の頃であった。この書で上野は鈴木の母の役割も果たしていた。

  • ネギっ子gen さん

    【全力推薦!】この対談後に芥川賞候補になった鈴木涼美氏と上野千鶴子氏が、限界まできた男と女の構造を率直に語り合った往復書簡。「あとがきにかえて」の上野氏の、この記述が本書の最適な要約になるであろう。<タイトル案には、「男たちよ!」というのもありました。「男は信頼できるのか?」、帯に「セックスワークと引き換えに失った男への信頼。それでも対等な関係を求めて、闘いをあきらめない女たちへ、そして男たちへ」とか、「もう被害者にも加害者にもならない――構造と主体の隘路を駆け抜ける女たちへ」というのもありました>。⇒

  • venturingbeyond さん

    言わずと知れた女性学の大家・上野先生と、修論が『AV女優の社会学』として公刊されて以来、各媒体で引っ張りだこのライター・鈴木涼美さんの往復書簡集。世代差なのか、人生経験の違いなのか、現代女性の日常に溢れる不条理と抑圧的な男性中心の社会構造をテーマに、2人の問題との向き合い方の違いがはっきりと見てとれる冒頭のやり取りから始まり、次第に問題点の整理や差別構造に対峙する際の姿勢に関する共通認識が確立していく後半部のやり取りへと、対話にドライヴかかかり、議論が深まっていく。

  • olive さん

    すごかった!真正面から投げ込む上野さんの直球を、しかと受け止める鈴木さん。少し外れて送球するもんなら、直球で投げ返してこい!と上野さんに叱咤されるも怯むことなく、投げ返す鈴木さん。私のようなちっぽけな自尊心を持つものでも、痛いと口にしたくないことに対し、直球を投げられたら動けなくなる。でも鈴木さんは、千本ノックに挑むのだー。二人の半生を振り返りながら赤裸々な往復書簡がほんとすごかったから読んでー。

  • Mishima さん

    遠い昔、上野千鶴子さんとは「スカートの下の劇場」で出会いました。今回の文章にも紹介されてましたけど1989年出版のベストセラー。その後対談本の「性愛論」読みました。鈴木涼美さんは最近知りました。ふたりの往復書簡の文書化。対談よりか何倍も良い企画だったかと。残念なのは、後半に行くに従って熱量が低下していったように見えました。遠慮のようなものが出てきたのか?上野さんが年を重ねて、丸くなったなぁって。直感したまま行動できるって生命力がみなぎっている人にしか成し得ないと思います。そういう意味で似たもの同士だね。

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上野千鶴子

1948年富山県生まれ。東京大学名誉教授。2011年から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究の第一人者。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士

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