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現代手芸考 ものづくりの意味を問い直す

上羽陽子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845919116
ISBN 10 : 4845919117
Format
Books
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

文化人類学、ジェンダー研究、美術・工芸史、ファッション研究…さまざまな視点から、いちばん身近なものづくり=「手芸」の輪郭をあぶり出す。「つくる」「教える」「仕分ける」「稼ぐ」「飾る」「つながる」の6つのアプローチで迫る、はじめての手芸論!

目次 : 序論 「手芸的なるもの」を探る/ 1章 つくる/ 2章 教える/ 3章 仕分ける/ 4章 稼ぐ/ 5章 飾る/ 6章 つながる

【著者紹介】
上羽陽子 : 国立民族学博物館人類文明誌研究部准教授。専門は染織研究。特にインドを対象として、つくり手の視点に立って染織技術や布の役割などについて研究。2007年に第4回木村重信民族藝術学会賞受賞

山崎明子 : 奈良女子大学研究院生活環境科学系教授。専門は視覚文化論、ジェンダー論。近現代の手芸文化をジェンダー視点から研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • くさてる

    「家庭内において行う趣味的な制作で担い手の多くは女性」とされてきた手芸。その歴史、ジェンダーの観点からの切り分け、世界各国の現状、商品化と「飾る」の意味合い、手芸によるつながりの意味など、様々な観点から「手芸」を分析、解説した内容で、とても面白かった。身近なテーマなだけに、切り口は様々で、深い。もっともっと掘り進めることができるテーマだと思う。

  • ありたま

    手芸についてさまざまな観点からの切り口が展開されていてどれも面白かった。もっと一つひとつ深掘りしたいなと思った。けれど実際に手芸をする人の視点が不足しているようにも感じた。そもそもアカデミックに議論するのが難しい議題なのかなと思うけど。研究領域としてこれからの発展が楽しみだなと思う。自分自身かなり手芸、特に刺繍には親しんでいて、手芸のもつ力にはとても興味があるのでもっと掘り下げていきたい。

  • KUMYAM@ミステリーとSF推し

    針仕事(縫う繍う編む)好きのひとりとして、たいへん面白かった。各章ごとにいろいろ思うことが見つかって、同好の士と語りあかせそうなくらいww。家の中でちまちまと手を動かすのが楽しくてやってることで、その気があれば小商いにもつながったりするという意味ではキャラ弁づくりみたいな料理好きさんにも通じるのじゃないかしら。すきま時間=心の空隙を埋めるもの、は私にはなかったので新発見。男性は参加しないというけれど、ヨーロッパ系に編み物男子は多いよね。今後そっちにも調査の手がひろがってくれたら面白そう。

  • risa

    すごく良かった。手芸という存在の意味や、時代の潮流によって変わる捉えられ方。今はあらゆる文化や世界の手仕事へアクセスしやすくなってネットさえあれば遠い世界で産まれた手芸も作れてしまう。だからこそその手芸が生まれた文化を大切にして知っていこうと思った。大好きな手芸がもっと大好きになった。

  • ユウティ

    ざっと読み。手芸とは何だろうという本で、たくさんの研究者のコラムが載っているのだが、それでも捉えきれないのが手芸らしい。美術、工芸、手芸の分類とか面白かった。刺繍染織は女性の仕事だったが、服が外で買えるようになると服作りのウエイトが減り、刺繍が趣味的に見えるようになった。手をかけて高価なものを作ると売れないので手軽で安い品をたくさん作ることになる、社会から切り離された孤独を埋めるために家の中を飾る、余暇や災害にあった人にやる事を作るなど色々な角度の手芸についてが読めた。

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