Books

どうした、家康 講談社文庫

上田秀人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065305041
ISBN 10 : 4065305047
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幼少で母と生き別れ、少年時代は人質として各地を転々とした徳川家康。戦国の世を勝ち抜き、天下人として幕府を開くまでに、何度も訪れる人生の節目で、都度難しい選択を迫られた。織田家に囚われてから大坂の陣まで、歴史時代小説の精鋭十三人が趣向を凝らす、歴史改変もありの短編集。

【著者紹介】
矢野隆 : ’76年福岡県生まれ。’08年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼無頼ッ!』『兇』『勝負!』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。’21年に『戦百景 長篠の戦い』で第4回細谷正充賞を、’22年に『琉球建国記』で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞

風野真知雄 : ’51年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。’15年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい!2016年版」では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位

砂原浩太朗 : ’69年生まれ、兵庫県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者となる。’16年「いのちがけ」で第2回「決戦!小説大賞」を受賞しデビュー。’21年刊行の『高瀬庄左衛門御留書』が、第165回直木賞候補・第34回山本周五郎賞候補となったほか、第9回野村胡堂文学賞・第15回舟橋聖一文学賞・第11回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞、「本の雑誌」’21年上半期ベストテン第1位など高評価を受ける。’22年『黛家の兄弟』で第35回山本周五郎賞受賞

吉森大祐 : ’68年東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。大学時代より小説を書き始めるも、’93年に某電機メーカーに入社。40代半ばにまた小説を書き出し、’17年『幕末ダウンタウン』で第12回小説現代長編新人賞、’20年『ぴりりと可楽!』で第3回細谷正充賞を受賞する

井原忠政 : 神奈川県出身。’00年に「連弾」が第25回城戸賞に入選し、経塚丸雄名義で脚本家デビュー。’16年「旗本金融道」シリーズ(経塚丸雄名義)で時代小説家デビュー。’17年『旗本金融道(一)銭が情けの新次郎』で第6回歴史時代作家クラブ新人賞受賞。’21年「三河雑兵心得」シリーズで「この時代小説がすごい!2022年版」文庫書下ろしランキング1位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • いつでも母さん

    歴史上の人物を史実を基に小説にするーそこは作家の腕次第で、どうとでも話は膨らむよね。視点が変われば思い入れや印象が又、違って何度でも楽しめるのが時代小説の好きなところだ。大河ドラマをもじって楽しいアンソロジー13作。お初の作家さんもいてどれも面白く読んだ。巻末の徳川家康略年譜が嬉しい。好みは谷津さん、上田さん、松下さん、小栗さん、永井さん、山本さんではあったが、本当にどれも良かったのだ。

  • みっちゃん

    大河ドラマのナイスなもじりタイトルに、つい手に取ってしまったが、当たりだったぞ!の1冊。時代ものの手練れ達が切り取る家康の生涯の一場面。1冊通したら立派な人物伝になってる。どれも良かった!良かったが敢えて挙げると、風野真知雄『悪妻の道』今では大御所となった家康が思い出す、正室瀬名との初めての夜。可笑しみのある文章(石川数正が良い味出してる)に滲む切なさと悲哀が良い。そして16年ぶりの母於大との涙の対面からの!たった22頁に仕込まれた二転三転の展開に唸らされた砂原浩太烽フ『生さぬ仲』を挙げておこうか。

  • ちょろこ

    13人13色の家康の一冊。これは良い。大きい活字で13人の名だたる作家陣が描く、13人13色の家康像が年譜に沿って味わえるのが良い。スタートの人質時代から良い感じ。信長との出会い、信長の熱い掌を取る家康、なんともドラマチック。悪妻瀬名の運命がまさか家康の優しさが一因だとは!これは作家さんのオリジナル構想が光ってる。「塩を納めよ」は興味深く、「燃える城」はラストに相応しい天下への熱に燃え萌え。お茶目家康、シリアス家康、いじわる家康、さぁ、あなたはどの家康が好きですか?自分好みの家康を見つけるのも楽しい作品。

  • とし

    どうした、家康 。面白いですね、ちょっと徳川家康のイメージや印象が変わります。

  • ★Masako★

    ★★★★‪☆ 徳川家康はその時どうしたか? 生涯の中で節目となった事件や出来事を、13人の作家陣が描いたアンソロジー。幼少期から順に話が進み、略年譜も付いているのでとても読みやすかった。家康に関してあまりいいイメージはなかったが、この本で少し変わったかも♪ 良かったのは、瀬名姫との初夜を面白可笑しく描いた風野真知雄さんの「悪妻の道」、母の思いと驚きの展開が素晴らしい砂原浩太朗さんの「生さぬ仲」、映画やドラマのあのシーンを思い出し真田信繁(幸村)はやはりカッコいいと再確認した稲田幸久さんの「燃える城」♪

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items