播磨国妖綺譚 伊佐々王の記

上田早夕里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163917863
ISBN 10 : 4163917861
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
追加情報
:
240p;20

内容詳細

舞台は室町時代、播磨国。異形の鬼を式神に陰陽師兄弟が対するのは、かつて人間たちに討伐された、巨鹿の怪―。新たな“陰陽師”像に迫る、シリーズ第二作!

【著者紹介】
上田早夕里 : 兵庫県出身。2003年『火星ダーク・バラード』で第四回小松左京賞を受賞し、デビュー。2011年『華竜の宮』で第三十二回日本SF大賞を受賞。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。2023年『上海灯蛾』で第十二回日本歴史時代作家協会賞・作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょろこ さん

    不安いっぱいの一冊。今作は6話の播磨国の綺譚。漢薬と祈祷で救う、律秀、呂秀兄弟とあきつ鬼との再会に心和むスタート。と思いきや、何やらきな臭い雰囲気が。物憂うあきつ鬼の姿にざわざわ、不安いっぱい。だけれどその分、呂秀とあきつ鬼の関係がさらに深まっていくようでうれしさもいっぱい。人とそうでないものとのひと時の交わりはもちろん、喪われゆく自然界の悲しさ、自然と人間との共存という深いテーマを妖しに仕立てあげるのが巧いな。今後どんな展開が待ち受けているのか、続編が約束されているうれしさと待ちきれないジレンマ、困る。

  • モルク さん

    シリーズ第2弾。薬師律秀と僧侶呂秀兄弟は薬と祈祷の双方を行う法師陰陽師として活躍していた。前作から登場してくるあきつ鬼の援助を受け邪悪なものに挑む兄弟。今回は最強の敵ガモウダイゴ登場。この世のものではなく、強い怨念をもって戦いを仕掛けてくるであろうガモウダイゴに守り刀や封印の呪文で対抗しようと準備している途中で話は唐突に終わってしまった。続編ありきなのだが、あまりに中途半端な終わ方。次作で兄弟の母の死とガモウの繋がりなど、様々な疑問が解決するのか。

  • aki☆ さん

    物の怪に苦しめられている人々を薬やあきつ鬼の力を借りて助ける律秀と呂秀兄弟のシリーズ第二弾。今作も面白かった!物の怪を悪と決めつけず、ちゃんと言い分を聞いて対処する兄弟の優しさがとても好き。うろ覚えだけど前作はそんな優しさに溢れた物語だったのに、今作は不穏で不安が付き纏う。人に限らず生き物の恨みは根深く計り知れない。力があっても間に立つ兄弟がやっぱり心配で。あきつ鬼さえ知らいない過去を知り、あきつ鬼を欲しがる「ガモウダイゴ」に終始心を乱された。呂秀とあきつ鬼の絆は信じているけど…。あ〜続きが気になる!

  • さつき さん

    シリーズ2作目。兄の律秀は薬師で物怪退治の才があり、弟の呂秀は僧で怪異が見え、あきつ鬼の主人となっている。それぞれが補い合い支えあう兄弟が素敵です。今回は嘉吉の乱が起きたり、禍々しい出来事がありました。今後は歴史的に有名な登場人物も出てくるのかな?続きが非常に気になります。

  • アルピニア さん

    シリーズ第二巻。律秀、呂秀、あきつ鬼の前に、おそるべき相手が登場。彼は、眠っていた巨鹿、「播磨国の伊佐々王」を目覚めさせ、さらにはあきつ鬼をも従わせようとしている。彼は誰なのか?目的は何か?室町時代に起きた嘉吉の乱を題材にした戦いが始まる。備中国を守る神「瑞雲」の助けと吉備の刀工から与えられた守り刀「水瀬丸」「薬師神鬼丸」を携えて彼を迎えうつ律秀、呂秀、あきつ鬼。播磨国を禍から救うことはできるのか。次巻が待ち遠しい。

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人物・団体紹介

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上田早夕里

兵庫県出身。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。’10年に発表した『華竜の宮』が、「SFが読みたい!2011年版」にてベストSF国内篇第1位に輝き、第32回日本SF大賞を受賞した。他のSF作品に『夢みる葦笛』(「SFが読みたい!2017年版」ベストSF国内篇第1位

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