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銀座「四宝堂」文房具店 3 小学館文庫

上田健次

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094073485
ISBN 10 : 4094073485
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan

Content Description

シリーズ既刊が続々重版、待望の第3弾!

どこかミステリアスな青年・宝田硯が店主を務める文房具店「四宝堂」。品揃えの良さはもちろんのこと、オリジナルのブックカバー制作やインク調合のワークショップなども好評の知る人ぞ知る銀座の名店だ。

そんな店を一人で切り盛りする硯のもとには、今日も様々な事情を抱えたお客が訪れて――。

ずっとそばで支えてきた若旦那から暇を出されたベテラン職人。家事や子育てに追われ疲れ果て、プライベートが充実する友人をつい羨んでしまう女性など。モヤモヤを抱えた人々の心が思い出の「文房具」の魔法でじんわり解きほぐされていく。

大人気シリーズ、待望の第3弾!

【著者紹介】
上田健次 : 1969年生まれ。東京都出身。2019年、第1回日本おいしい小説大賞に「テッパン」を投稿。21年、同作を加筆修正しデビューする。23年、『銀座「四宝堂」文房具店』で第十八回うさぎや大賞第一位、同年、三洋堂書店文庫アワード第二回「でら文芸」で第一位を獲得する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    シリーズ3作目で、「ブックカバー」「シール」「原稿用紙」「フィールドノート」「模造紙」と5つの文房具の名前が主題となっている5つの物語が収められています。ライトノベルながらいつも楽しませてくれます。読んでいてテレビドラマ(ほとんど見ないのですが)のようなイメージを持ちました。特に「原稿用紙」は主人公の中学時代に話から始まり、その時の担任の先生とのやりとりの話に心打たれました。

  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/05/post-5694f3.html このシリーズの困った点は、記載されている文房具をすぐ買いたくなることです。 今回も、泣ける話が多かったです。

  • 銀座といえば、虎屋の「 夜半の月」曇り空にうっすらと浮かぶ満月をイメージした、小倉餡を挟んだやわらかい焼菓子 ! 資生堂パーラの「カスタードプリン」濃厚な卵とこくのあるジャージー牛のミルク ! 食べ物ばかりではないか?

  • ゆみねこ

    シリーズ第3弾。「四宝堂」を訪れるお客さまは、お店のたたずまいと店主・宝田硯が醸し出すものに、つい心のうちを吐露してしまうのだろう。ブックカバー・シール・原稿用紙・フィールドノート・模造紙、5つの物語すべてが良かった。貧しさのため、高校に進学出来なかった外食産業の社長と中学時代の恩師の物語「原稿用紙」と、老舗和菓子店のベテラン職人と若社長の絆を描いた「フィールドノート」が特に心に残った。

  • チーママ

    ヘビーな作品の合間にこういう心温まる作品を読むとホッとする。それとこれは連作ものの醍醐味だが、前作に出ていた人物がさり気なく登場するのはやっぱり嬉しい。シリーズ三作目もさまざまな事情を抱えた客たちが四宝堂を訪れ、硯のナイスアドバイスに心を解きほぐし新しい一歩を踏み出していったが、今回は喫茶「ほゝづゑ」の看板娘・良子の活躍が光った。幼なじみの太一に二人の仲を突っ込まれた硯は慌てていたけれど、そろそろハッキリしないとね。

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