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テッパン 小学館文庫

上田健次

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094068900
ISBN 10 : 4094068902
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan

Content Description

中学卒業から長く日本を離れていた吉田は、旧友に誘われ中学の同窓会に赴いた。同窓会のメインイベントは三十年以上もほっぽられたタイムカプセルを開けること。同級生のタイムカプセルからは『なめ猫』の缶ペンケースなど、懐かしいグッズの数々が出てくる中、吉田のタイムカプセルから出てきたのはビニ本に警棒、そして小さく折りたたまれた、おみくじだった。それらは吉田が中学三年の夏に出会った、中学生ながら屋台を営む町一番の不良、東屋との思い出の品で―。昭和から令和へ。時を越えた想いに涙が止まらない、僕と不良の切なすぎるひと夏の物語。

【著者紹介】
上田健次 : 1969年生まれ。東京都出身。2019年、第1回日本おいしい小説大賞に「テッパン」を投稿。21年、同作を加筆修正しデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この作者の「銀座「四宝堂」文具店」を読んで印象がよかったので、最初の作品というこの本を手に取ってみました。私にとっては懐かしいことばかりでした。やはり中学・高校時代にはこの小説の舞台である新井薬師の駅近くに住んでいたのですぐ本に没頭しました(作者もこの近くの出身なのですかね)。中野駅近くや新井薬師の縁日など今でも印象に残っています。この小説では主人公と不良でテキ屋の同年代の人物との出会いが描かれています。イメージとしてはやや甘いかなあと思うのですが読んでいて楽しめました。

  • おしゃべりメガネ

    先日、初めて読んだ作品が作風的に良かったのでこちらを。作者さん、人と人との温かい繋がりを書かせたらホント、うまいなぁと。主人公は中学生二人で、一人は柔道と英語が得意な「吉田」とテキ屋の息子で読書が好きなちょっと変わった不良「東屋」。そんな二人の短い期間ながら、胸にじんわりときて懐かしくもなる青春ストーリーが綴られています。ただ、ちょっと違和感が残ったのが不良キャラの「東屋」が中3の設定なのに、全然中学生らしくなかったトコですね。高校生くらいの設定ならすんなり受け入れたのですが、中3だとちょっと無理かな。

  • fwhd8325

    小学館おいしい小説文庫です。中学生よりも少し上の世代に感じましたが、それはそれでいいでしょう。私の時代には妙に大人びた同級生がいました。主人公の友人東屋くんは中学生でありながらテキ屋です。なかなか面白い設定です。そして、この友情物語、任侠もののようで心に残ります。

  • たるき( ´ ▽ ` )ノ

    Kindle Unlimitedにて。表紙に惹かれて読んでみた。この時代、本当にこんな感じだったの?東屋くん、中学生とは思えない!彼の作った焼きそばは食べてみたくなった。

  • ゴルフ72

    「銀座四宝堂」からの流れ・・・中学3年生多感な年ごろの二人(吉田君と東屋君」が夏期講習で出会う。その夏、二人にとって思い出深いものになる。ラスト3ページにこの物語のすべてがある。大人になった二人をもう一度会わせてあげたかった。

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