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国税局査察部24時脱税は許さない! 講談社現代新書

上田二郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062884075
ISBN 10 : 4062884070
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1話 「繁華街の帝王」篇―査察官は尾行する(フィリピンパブでの出会い/ 『マルサの女』に描かれていないこと ほか)/ 第2話 「原発から流れ出るカネ」篇―張り込みの妙味(強制調査と税務調査/ 使途秘匿金とキックバック ほか)/ 第3話 「悪さをする約束手形」篇―上司との喧嘩、同期との競争(人事競争はつらいよ/ 小切手と約束手形 ほか)/ 第4話 「FXとタックス・ヘイブン」篇―最新の脱税手口を見破れ!(FXに気を付けろ!/ 海外取引は無法地帯 ほか)/ 第5話 「口座売買屋の暗躍」篇―マルサの女、そして家族(マルサの女の不幸/ マルサの女のスカート ほか)

【著者紹介】
上田二郎 : 1964年生まれ。東京都出身の税理士(上田二郎は筆名)。83年、東京国税局採用。千葉県内および東京都内の税務署勤務を経て、88年に東京国税局査察部に配属。その後、2007年に千葉県内の税務署の統括国税調査官として配属されるまでの合計17年間(途中、2年間の税務署勤務をはさむ)を、マルサの内偵調査部門で勤務した。09年、東京国税局を退職したが、再び税理士として税務の世界につながっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    昔公務員を志望した頃に国税査察官の定員が多くて、気になっていたがこういう仕事をしているのかと勉強になった。まるで刑事ドラマのように張り込みをするのが印象的。

  • きみたけ

    著者は元東京国税局査察部(マルサ)所属で税理士の上田二郎氏。税金の不公平が叫ばれるなか、公平の維持のため日夜地道な調査をしている国税職員にスポットを当て、マルサの活躍を伝えたいとの思いで出版。彼らがいかにして脱税を嗅ぎ取り、その端緒を掴み、大口かつ悪質の脱税をひも解いていくのかが分かります。映画「マルサの女」さながらの張り込みや尾行や強制調査の場面が面白かったです。ちなみに、「タマリ」で一番多いのは現金で、天井裏や畳の下、ビニール袋に入れてトイレの貯水タンクの中がよくある隠し場所だそうです😅

  • ホークス

    「マルサの女」のリアル版で、予想を超える生々しさ。お金が有ると、税金を払うのが惜しくなるのが人間。資産も持たないサラリーマンには縁のない話だが、当然有るところにはある訳で、笑ってもバチは当たるまい。誤魔化す事を目的にした時に人間が発する下品さや滑稽さは、可笑しさと肌寒さを同時に感じさせる。時代錯誤なまでに熱血で苛酷なマルサの勤務実態もまた、脱税者とは正反対の人間の業を感じさせる。本書にはパワハラセクハラが頻出するので、誰にでもオススメはできない。でも自分も持ってたら、やっちゃうかもと正直思う。

  • kawa

    国税調査は、一般のそれと査察とは全く異なる性格を持つ。本書はそのあたりにふれながら、最終的には脱税犯として起訴に持ち込んで厳密な司法判断を求める査察調査の過酷な実態の一部を活写する。内偵班と実施班との棲み分けとけん制等、査察組織の実態やそこで苦闘している人々の様子を興味深く読了。正直者がバカを見ない世の中を担う人々に拍手。OBになってもその精神を忘れないで・・・。

  • kotte

    国税局の皆様が日々努力されているのがわかります。著者はサラリーマンに対する重税を指摘しますが、サラリーマンの皆様はよくわかっていなそうですね。サラリーマン全員がもう少し税について学び、サラリーマン全体の声として税制改正の要望が出せたらいいなあ…と思いました。

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