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ISBN 10 : 4035405507
Content Description
つれあいのタンダとともに、久しぶりに草市を訪れたバルサは、若い頃に護衛をつとめ、忘れ得ぬ旅をしたサダン・タラム〈風の楽人〉たち と再会、その危機を救ったことで、再び、旅の護衛を頼まれる。
シャタ〈流水琴〉を奏で、異界への道を開くことができるサダン・タラム〈風の楽人〉の頭は、しかし、ある事情から、密かに狙われていたのだった。
ジグロの娘かもしれぬ、この若き頭を守って、ロタへと旅立つバルサ。
草原に響く〈風の楽人〉の歌に誘われて、バルサの心に過去と今とが交叉するとき、ロタ北部の歴史の闇に隠されていた秘密が、危険な刃となってよみがえる。
著者紹介
上橋菜穂子
立教大学博士課程単位取得(文学博士)。専攻は文化人類学。オーストラリアの先住民であるアボリジニを研究。女子栄養大学助手を経て、現在川村学園女子大学特任教授。『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、アメリカ図書館協会バチェルダー賞)『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)『夢の守り人』(前2作とあわせ路傍の石文学賞)『神の守り人<来訪編><帰還編>』(小学館児童出版文化賞)など12巻からなる代表作「守り人」シリーズは、内外から高い評価を得ている。そのほかの著書に『精霊の木』『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)『獣の奏者』『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)などがある。2002年に巌谷小波文芸賞、2014年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞。
佐竹美保
デザイン科を卒業後、上京。SF・ファンタジーの分野で多数の作品を手がける。主な仕事に『虚空の旅人』『蒼路の旅人』『不思議を売る男』『宝島』『幽霊の恋人たち』『西遊記』『フランダースの犬』『魔法使いハウルと火の悪魔』『ローワンと魔法の地図』などがある。
著者より
ひょっこり帰ってきた物語
どんぶらこ、どんぶらこ、と川を流れてきた巨大な桃を拾ったら、中から赤ちゃんがでてきて、突如、育てることになってしまった、お爺さんとお婆さん。
とってもうれしかった半面、正直、かなり、うろたえもしたのでは、と、
大人になってから、思うようになりました。
隣近所も、ええ? なにがどうして、どうなって、今頃、子どもが出来たんだ? と、思ったでしょうし。
『風と行く者』は、どんぶらこ、と流れてきたわけではなくて、実は、かなり以前に書き始めたものの、途中で書けなくなっていた物語なのですが、
それがなぜ、守り人シリーズ完結してから何年も経って! 短編集ではなく長編で、しかも、バルサのその後も書いてあるような物語が、今頃、ぽこっと世に生まれ出ることになったのか。
それは、ですね、いくつかの巡りあわせがありまして、その「巡りあわせ」が書かせてくれた、というのが正直な実感なのです。
【著者紹介】
上橋菜穂子 : 立教大学大学院博士課程単位取得(文学博士)。専攻は文化人類学。オーストラリア先住民であるアボリジニを研究。女子栄養大学助手を経て、川村学園女子大学特任教授。著書に『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、アメリカ図書館協会バチェルダー賞)『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)『夢の守り人』(前2作とあわせ路傍の石文学賞)『神の守り人“来訪編”“帰還編”』(小学館児童出版文化賞)『蒼路の旅人』など12巻からなる代表作「守り人」シリーズは、内外から高い評価を得る。ほかの著書に『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)など。2002年に巌谷小波文芸賞、2014年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞
佐竹美保 : 1957年、富山県に生まれる。「奇想天外」の仕事を皮切りに、SF、ファンタジーの分野で多数の作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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starbro
読了日:2018/12/29
山本真一郎
読了日:2019/01/09
ゆみねこ
読了日:2018/12/23
雅
読了日:2019/03/25
chimako
読了日:2019/02/13
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