獣の奏者 1 闘蛇編 講談社文庫

上橋菜穂子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062764469
ISBN 10 : 4062764466
フォーマット
出版社
発行年月
2009年08月
日本
追加情報
:
15cm,357p

商品説明

王国の矛盾を背負い、兵器として育成される凶暴な蛇――闘蛇。
各界で話題騒然!傑作ファンタジー巨編、ついに文庫化。

リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが――。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける!

<上橋菜穂子>東京都生まれ。立教大学文学部卒業、立教大学博士課程単位取得退学(文学博士)。現在、川村学園女子大学准教授。専攻は文化人類学で、オーストラリアの先住民族アボリジニを研究。
著書に、『精霊の木』『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』と3作合わせて路傍の石文学賞)、『虚空の旅人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』『夢の守り人』『虚空の旅人』と4作合わせて巌谷小波文芸賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞、児童福祉文化賞、JBBYオナーリスト)、『蒼路の旅人』『天と地の守り人』『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)などがある。

内容詳細

リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが―。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける。

【著者紹介】
上橋菜穂子 : 1962年東京都生まれ。川村学園女子大学教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞をダブル受賞した『精霊の守り人』を始めとする「守り人」シリーズ、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)ほか著書、受賞多数。2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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この本は私にとって一番大好きな本と言って...

投稿日:2021/07/03 (土)

この本は私にとって一番大好きな本と言っても過言ではありません。エリンの過酷な幼少期が描かれています。泣けます。

m さん | 兵庫県 | 不明

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相変わらず、しっかりと作り込まれた世界観...

投稿日:2021/04/24 (土)

相変わらず、しっかりと作り込まれた世界観に圧倒されます。 主人公エリンの母親が闘蛇に…という衝撃てきな冒頭から始まる今作。読んでいる間中、ヒトとそれ以外の動物との関わり方はどうあるべきなのか、考えさせられる作品でした。 個人的には、ラストはあまり納得がいかず…。

ブック さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe さん

    面白い。続きも楽しみ。闘う大蛇や空飛ぶ狼のような架空の生き物が戦争に使われる、そういう時代のファンタジー。その破壊力があまりにも強力故、封印され、禁じられた飼育法に、主人公エリンが気づいていく。様々な工夫を重ねて動物と対話していく過程がスリリング。強い動物たちの支配術は、戦争の道具として注目を集めるのか?ハラハラドキドキの展開。

  • kishikan さん

    1巻を読んだだけなのに、ハリ・ポとかロード・リングのような壮大なスケールのファンタジー映画を見てるような気分になってくる。上橋さんは初読みだけど、こんな小説を書く日本人がいるんだと、ある種の感激。物語は始まったばかりだけど、どんな展開が待ち受けているんだろうと、もう期待感で一杯。人間の持つ心の歪を描きながら、親子愛、動物愛に溢れた物語になるんだろうな、と思いつつ、でも映画になるんだったら、日本映画じゃ表現しきれないだろうな、とかいろんな思いが交錯しつつ、とにかく次巻以降を読むのが楽しみ!

  • よむヨム@book さん

    ★★★★☆ 星4つ 上橋先生、最初から泣かせてくれる。 エリンと母親の別れの場面や訳有りのジョウンがエリンと暮らす場面とか、こういう所に弱いんです。 どんどんこの世界のことがわかってきた所で面白さも増してきたので、早速にU王獣編へ行ってきます。

  • bookkeeper さん

    ★★★★☆ 初読。"闘蛇"や"王獣"といった幻獣たちが生息する世界を舞台にしたお話しの第1巻。幼くして母を失った少女が、複雑な出自や孤独に抗いながら成長していく。幻獣たちの生態や人の文化などリアリティたっぷりで、地に足が着いている感じ。ファンタジーはどうも苦手といった方も楽しめます。エリンは獣医的な職業を目指すことになるんでしょうか。健気な主人公、火種を抱えた政治情勢、禁忌の技の謎…ひとたび手に取ったら、続きが気になること間違いなし! 「この世に生きるものが、なぜ、このように在るのかを、知りたいのです」

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    「霧の民」の娘エリン 幸せな暮らしが、罪に問われた母の死で一転、不思議な人生の歯車が廻り出す どんどん物語の世界に引き込まれます

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人物・団体紹介

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上橋菜穂子

1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書の、『孤笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、

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