流れ行く者 守り人短編集 偕成社ワンダーランド

上橋菜穂子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784035403609
ISBN 10 : 4035403601
フォーマット
出版社
発行年月
2008年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,275p

内容詳細

王のたくらみによって父を殺された少女バルサ、そして彼女を救った父の親友ジグロ。ふたりは追手をのがれ、流れ歩く。2度と戻らぬ故郷を背に。守り人シリーズ「番外編」にあたる短編集。

【著者紹介】
上橋菜穂子 : 立教大学博士課程単位取得(文学博士)。専攻は文化人類学。オーストラリア先住民であるアボリジニを研究。女子栄養大学助手を経て、川村学園女子大学准教授。著書に『精霊の木』『月の森にカミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、サンケイ児童出版文化賞)『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)『夢の守り人』(路傍の石文学賞)など。2002年巌谷小波文芸賞受賞

二木真希子 : 愛知教育大学美術課程卒業後、テレコムアニメーションフィルムに入社。フリーを経て現在はスタジオジブリでアニメーションの原画を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 七色一味 さん

    読破。対象年齢は小学校中・高学年。決して不惑を越えたおっさんが、満員電車の中で紐解く本ではない──。にもかかわらず、だ。頁を開けば、そこは慣れ親しんだ新ヨゴ。戻ってきた──そんな落ち着く感覚と共に、まだ幼少のバルサとタンダに会える。守人シリーズも残すところあと一冊、『火路を行く者』。これも早く文庫化して欲しい。電車の中で恥ずかしくなくなるから…。

  • R さん

    守り人の外伝、バルサの若かりし日を描いた作品集でした。本編でも少しだけ触れられていたエピソードが大きく膨らまされていて、ファンタジー色がより強い、だけど少し切ない物語ばかりで楽しめました。くっきりとしたオチではないけども、どこか物悲しいような、仕方ないとは違う、そういうものだといった雰囲気で終幕するのが素晴らしく、余韻を堪能できるものばかりでした。特に、架空の賭場でのやりとりが痛快かと思えば、職業と趣味の違いといえばいいのか、生きることを暗喩していて大好きでした。バルサの話が好きなんだなぁ。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    短編4話。 浮き籾(うきもみ) ラフラ<賭事師> 流れ行く者 寒のふるまい 「浮き籾(うきもみ)」は、タンダが小さい頃の話。バルサとの出会い。 「ラフラ<賭事師>」は、バルサと養父のジグロの話。 「流れ行く者」は、ジグロとバルサの旅の話。 「寒のふるまい」は、タンダの掌編小説。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    血と酒の臭いが漂う薄暗い道から道へと渡り歩く大小二つの影は、かつて誇り高き王の槍と称された父と、やがて凄腕の女用心棒と呼ばれることになる娘。芽吹かぬ浮き籾のようにひとつ所に留まることなく流れ行き、繰り返す出会いと別れ、目の当たりにする人生の影。漂泊の日々の中、多くを語らぬ寡黙な父が娘に与えたもの、一人でも生き抜いていける知恵を、自らの身を守り闘う術を、時折覗かせる慈愛溢れた笑みを、己の生き様そのものを。浮き籾ではない、父の遺した心は確かに娘の中に根を張り受け継がれ、やがて始まる新たな物語へと続いていく。

  • ゲンショウ さん

    我が娘命託す父哀し…確かに、迷惑を感じたのかも知れない。ただ、私は自分の道を見失っていた…闇に舞って以降。強く在りたい…誰よりも強く。そう願い、ただただひたすらに生きた。でも、闇に舞う槍に歓喜は無かった。そんな時、お前を託された…。お前との生活は、他人から見れば修羅の道。だが、私には人の営み。怒り、悩み、喜び…。そして、お前の才に妬みと憧れを感じた。私は人として活き、人として逝けた。我が娘、バルサよ…だから、無理をするな。

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人物・団体紹介

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上橋菜穂子

1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書の、『孤笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、

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