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命の家 上林曉病妻小説集 中公文庫

上林曉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122074293
ISBN 10 : 4122074290
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

心を病み、「錠前と鉄格子」のある病院で、孤独に生きる妻。発病から死に至るまでの足かけ八年、病魔に蝕まれてゆく妻と苦悩する自身をモデルにひたすら紡がれた魂の文学。上林曉の作家人生を深化させた「病妻物」から、十二篇を精選した、孤高の私小説集。文庫オリジナル。

【著者紹介】
上林曉 : 1902年、高知県生まれ。本名・徳廣巖城。東京帝国大学文学部英文科卒。改造社の編集者を経て、作家の道に進む。精神を病んだ妻との日々を描いた『明月記』、『聖ヨハネ病院にて』、脳溢血によって半身不随となった後に発表した『白い屋形船』(読売文学賞受賞)、『ブロンズの首』(川端康成文学賞受賞)など、長きにわたって優れた私小説を書き続けた。80年死去

山本善行 : 1956年、大阪府生まれ、関西大学文学部卒。古書店「古書善行堂」店主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • フリウリ

    時に私小説を読みたくなる私にとって、最近の中公文庫の編集物はとても助かり、本書もありがたいです。書くという行為のなかには、必ず第三者の目が入っていて、その目に「私」が「どう映じられたいか」を書くことが、私小説のキモかなと思うのですが、そうして生じる私小説の露悪性のなかに、わかりやすい優しさとか情愛につながるもの(通弊的で共感可能なもの)が出現すると、私の中で警報が鳴ります。ただ、小説でも刺さるところは人それぞれなので、そのゆらぎや違いを共有できることは、本読みとしては、貴重であると思いました。7

  • isbm

    ★★★

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