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ISBN 10 : 4756613276
Content Description
オルフェウスの奏でる哀歌の調べに、祭壇で迎える可愛い奏楽天使の聖なる声に、リュートを爪弾くカラヴァッジョの男/女に、ローマを舞台に美声を誇るカストラートに、ベルガモの貴公子たちの歌と合奏に、聴覚がルネサンス/バロックの世界に演じ響かせる、感覚を媒介にしたイメージの生成を視る。
目次 : 第1章 リラの調べを聴く―ヤコポ・デル・セッライオ『オルフェウスとエウリュディケの物語』における音楽の寓意と聴くことの喜び/ 第2章 描かれた天上の音楽―ヴェネツィアの祭壇画にたどる奏楽天使たち/ 第3章 ヴィンチェンツォ・ジュスティニアーニの「たくらみ」―カラヴァッジョ『リュート弾き』再考/ 第4章 バロック宮廷の競奏曲―『マルカントニオ・パスクァリーニの肖像』とバルベリーニ時代の音楽文化/ 第5章 エヴァリスト・バスケニス「楽器の静物画」
【著者紹介】
出佳奈子 : 弘前大学教育学部講師/イタリア美術史
佐々木千佳 : 秋田大学教育文化学部准教授/イタリア美術史
吉住磨子 : 佐賀大学文化教育学部教授/イタリア美術史
新保淳乃 : 千葉大学文学部非常勤講師/イタリア美術史
大野陽子 : 群馬県立女子大学文学部准教授/イタリア美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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