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ISBN 10 : 4757610882
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国語国文学・日本史学・仏教史学など、多方面にわたり活用が待ち望まれる。東大寺諷誦文稿は法会の場などで教えを説く僧の手控えとされ、書き込みや訂正、削除等、推敲のあとを目にすることができる希少な文献である。どのように語れば人々を仏の教えに導くことができるのか。実際に語ることを念頭に置いた講師の思案が、文献に残りにくい語も呼び込んでいる。本注解は試行錯誤の跡もあらわな難解な文章を訓読し、現代語訳を付し、語釈を加え、当時の仏教受容の現実に近づく貴重な資料を読み解いたものである。
目次 : 1〜7行 □言辭/ 8〜12行 富中貧自所招/ 12〜17行 諸仏□□□世間有/ 18〜23行 一年三百六十日/ 24〜30行 聊□一種/ 31〜37行 吾奉此花/ 38〜44行 麻納仙人修道時/ 45〜52行 摩訶摩耶經云/ 53〜59行 勧請言/ 60〜66行 生生世中人/ 67〜74行 四蛇迫来時/ 75〜79行 撫育我等親魂/ 80〜86行 今日旦主某甲/ 86〜91行 然則、荘恩嚴徳/ 92〜95行 然則、至貴至寵父母/ 96〜100行 内独思惟、正報四恩/ 101〜106行 内稍惟忖/ 106〜116行 為如是身命/ 116〜122行 仰視者、忽免億生之重罪/ 123〜128行 □□□慕□母〔ほか〕
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