薫る花は凛と咲く 9 週刊少年マガジンkc

三香見サカ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065326077
ISBN 10 : 4065326079
フォーマット
出版社
発売日
2023年08月08日
日本
追加情報
:
192p;18

内容詳細

底辺男子校・千鳥高校に通う凛太郎と、お嬢様校・桔梗女子の薫子。ある休日、夏休み明け久々のデートを楽しむ凛太郎と薫子だったが、その様子を桔梗女子の友人4人に目撃されてしまう。彼女らは薫子を心配し、付き合うことを反対するが、千鳥に偏見を持たない柚原まどかの存在により、ついに凛太郎たちと会う決断をする。隣接する二校の相容れぬ深い溝、その行方は──‥。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かなっち さん

    凛太朗君と薫子ちゃんのデートを目撃されて、お嬢様学校の友人に反対された2人。理解を得ようと、友人たちと会うことになった…緊張感でいっぱいだった第9巻です。ですが、このシリーズの信念なのでしょうか、全く悪い人が出てきません。彼らを直ぐに理解してこちら側で説得する人。友人を信じて認める人や、ぶつかって認め合えた人。いやはや眩しすぎて、とうの昔に青春が終わった身としては…むず痒さでいっぱいになりました(苦笑)。でも何とか理解し合えたようで、次巻のお食事会がとっても楽しみです。

  • さとみん さん

    毎回これしか出てこないけど、本当になんていい子たちなのーー!!!自分の嫌な面を自覚して、そこから目を逸らさずにいるなんて大人でも難しいのに。さらに目の前に責めていい相手がいたら、全力で石を投げる人も少なくないのに。この子たちは自分を直視した上で、相手に謝ることが出来るのが心底凄いと思う。そして今回の表紙!「もういいんだ」に私が泣きそうだった。正反対に見えて似た者同士な二人が出逢ってここまで来たことが感無量。

  • 葉鳥 さん

    誤って8巻を飛ばしてしまった…。薫子の友達と凛太郎たちが改めて顔合わせをして距離を縮める巻。自分の心を守るために下を見て安心する気持ちはわからないでもない感情だな。思わず溢れてしまった負の感情を真摯に受け止めるみんなが心清らかで心が洗われる。毎度思うけど、なぜここまで固定観念的に両校の溝ができたんだろうか。

  • こころのかおり さん

    自分の固定観念を捨てるのって、高校生でも難しいと思うのに、このお話の子ども達は本当にきもちがやわらかくて綺麗だな。また理解者の増えたお嬢様学校とヤンキー高。先生達大人の方が毛嫌いしてる印象だし、どうなっていくのかな

  • まいなな さん

    相変わらずいい奴らしかいなくて好き。子どもたちは純粋だよね。そんな純粋さを型にはめて憎しみ合うような世界に誘導しちゃうのは目の死んだ大人だったりする。しかもその大人たちは何かを一流に成し遂げられるわけがないから、可能性の塊であるこどもたちの可能性を潰してしまう。エネルギーが良くないものだから、上限がある。そこからどうやって目の前の、そして自分の問題に触れていくべきかを自分で考えていく姿には痺れるものがあるな。閉塞感がある世界の一歩外は全く違くて、戸惑いながらも助けてくれる人がいる幸運さよ。良い人たちだな。

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