桂歌丸口伝 圓朝怪談噺

三遊亭圓朝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801919334
ISBN 10 : 4801919332
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
追加情報
:
256p;20

内容詳細

2018年7月2日に逝去しされた桂歌丸が語った“明治の巨人”三遊亭圓朝の怪談噺を、現代怪談ファンにも気楽に読めるように桂歌丸の口調のままに活字化。圓朝当代宗家の藤浦敦の監修と詳細な解説で、圓朝怪談が現代によみがえるらせる。収録演目 牡丹灯籠 全七話

著者について
三遊亭圓朝 1839-1900 江戸・東京落語の三遊派の大名跡。落語中興の祖、落語の神様とも云われる。二葉亭四迷が『浮雲』を書く際に圓朝の落語口演速記を参考にしたとされ、明治の言文一致運動に大きな影響を及ぼした。現代の日本語の祖である。作品に、『芝浜』等の人情噺から、『死神』『牡丹灯籠』『真景累ヶ淵』などの現代に伝わる怪談を数多く拵えた。

【著者紹介】
桂歌丸 : 本名:椎名巌。1936年(昭和11年)8月14日‐2018年(平成30年)7月2日。1951年五代目古今亭今輔に入門。のち四代目桂米丸門下に移り、1968年に真打昇進。演芸番組『笑店』(日本テレビ)の放送開始から大喜利メンバーとして活躍し、2006年(平成18年)5月21日から2016年(平成28年)5月22日まで同番組の五代目司会者を務めた。同日付で終身名誉司会者に就任し、没後は永世名誉司会者に名称が変更された。2004年落語芸術協会五代目会長就任。2005年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。二代目横浜にぎわい座館長に2010年に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ひらちゃん さん

    真景累ヶ淵。圓朝師匠の怪談噺を口伝で。晩年は病との闘いだった歌丸師匠。あちらの世界で、最後までやりきりましたよ、なんて話してるんだろうか。落語だけれど、こうして文字にして読むのもまた良い。なんたって最初の話が次の話で子の代になり、またさらにと繋がっていく。そりゃそうくれば最初の恨みからどこまで続くのってね。最後の話まできっちりとつとめた歌丸師匠。本望だったでしょうね。

  • shizuka さん

    怪談噺を身近にしてくれた師匠。怖いとやだなあと思いつつ真景累ヶ淵を聴いてみた。聴いて驚いた。怖いことなぞひとつもなく、宗悦殺しから始まる悲運と悲哀とにいつしか心を奪われていた。些細なことから歯車が狂いそれがずっとずっと尾を引く事件。人間が持ち得るエゴと保身で周りの人間をも不幸にする。圓朝師匠が作り上げた本作に晩年、病と闘いながら再び光を当てた師匠。使命と感じそれこそ命を燃やし語り直された。今までないがしろにされていた最後の部分まできっちりと。歌丸師匠はいま天界で圓朝師匠と芸談に花を咲かせていることだろう。

  • fwhd8325 さん

    この時期に怪談でもないだろうとは思いますが、昨年夏に、落語、講談で怪談を聞いたとき、物語の構成が本当によくできていると思いました。もちろん語り手によって、面白さは様々になります。一度、通して聴いてみたいとは思いますが、なかなかその機会はありません。この口伝を読むと、圓朝という人の才能には大半の演者が嫉妬するのだと思います。とても面白い。今年に夏はできる限り追いかけてみたいと思いました。

  • ぷく さん

    若い頃、何度か寄席に通ったことがあったが、今回は落語を読むという、初めての体験。歌丸の軽妙な語り口が再生されるかのよう。新作には新作の良さもあるが、やはり古典落語には深みというか、代々の演者の思い入れが凝縮されるのだろうか。それにしても、あまりにも簡単に殺す、殺される。因果応報とはいえ、連綿と続く恨みの深さにぞわぞわし、怪談噺としての趣も十分楽しめた。

  • Nazolove さん

    この前真景累ヶ淵を小説で読んだので、改めてちなんだ話を再読。 怪談話と言うだけでなく、いろんな教訓を教えられたような内容であった。 逆上して手をあげるとろくなことがないと言うこと、女の人の焼きもちと浮気バレはめちゃくちゃ怖いと言うこと、悪いことは最終的にバレて自分にふりかかると言うこと。 どれもこれも改めて気を付けなければいけないことだし、心して生きていかなければいけないな、と思った。 また返すがえすもこの話を生で聞ければ良かったなと改めて思った。

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