Product Details
ISBN 10 : 4416525397
Content Description
「発達障害」は、2022年に「神経発達症群」と名称が変わりました。
同様に、「発達障害」に含まれていた、ASDの名称も「広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)」から「自閉症スペクトラム症」と変わり、ADHDの名称も「多動性障害(注意欠陥多動性障害)」から「注意欠如多動症」と名称が変わっています。
これまでの、「障害」という固定した状態という捉え方より、より多様で変化する「症状」が注目されるようになっているのです。
さらに、こだわりや自閉などの気質を持つASDの人の3割に、不注意や衝動性などのADHDの気質がみられると報告されるなど、ADHD、ASD、HSP(High Sensitive Person)などの気質は、高い確率で共存します。
共存の組み合わせは十人十色。
病名から調べていくと、「自分にぴったり当てはまる」ということはほぼありません。
この本は、「神経発達症群(発達障害)」について、それぞれの病名よりむしろ、「体質」と「気質」の観点からその症状を成り立たせている特性に注目し、より細分化して60に分類、それぞれの特性に対する理解や接し方を解説していきます。
つまり、発達障害を症状から解剖して理解していく本です。
特に発達障害でみられるような制御の難しい個性は、千差万別、個人差も大きく、周囲からの無理解に加えて、独特の生き辛さも加わるなど多岐にわたります。
しかし、人の違いのほとんどは、体質や気質の違いによる「個性」です。
個別の良さを失うほどに、人に合わせようと無理をして調子を崩すより、「ありのまま」で良いのです。
自分らしくいられるためには、オーダーメイドの工夫が必要となります。
特性に合わせた「マイルール」です。
本書では、発達障害やグレーゾーンなどの特性を持った人が直面する苦労と、それを乗り越えるための独自の「マイルール」、そして周囲の接し方を、わかりやすい1コマ漫画とともに徹底解説します。
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