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ISBN 10 : 4910827064
Content Description
【カラー写真 満載のエッセイ】
ーー開墾しようと思った。
買ったのは土地というより、白紙のプロジェクトそのものだった。
10年続く、東京と軽井沢の2拠点生活。
どんなに忙しても欠かすことのなかった、森の別宅での時間。
自然の移ろいの中、いかに心を休め、自分を取り戻していったか。
家について車から降り立つたび、ひとりの人間に戻れる気がした。
肺の奥の空気が入れ替わり、はじめてきちんと深く呼吸をする。
これまで浅い呼吸しかしていなかったことに気づく。
そっと芝生を踏みしめ、夜の匂いを嗅ぐ。
旬なものを生かし、じっくりと手間暇をかける料理。
石ころだらけの土地に少しずつ手を入れていった庭と林。
子どもに手をかけたごはんをつくれる聖域は軽井沢だけ。
ゆとりとは、どこかに探しに行ったり
懸命につくりあげるものではなくて、
毎日変わらなくても
同じようにしたいことがあること。
Instagramで注目を集める、森の暮らしを
初めて綴った上質なエッセイ。
情報からの距離のとり方など生きるヒントも満載。
ベストセラー『孤独の意味も、女であることの味わいも』著者の新境地。
【著者紹介】
三浦瑠麗 : 1980年10月神奈川県茅ヶ崎市生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程修了、博士(法学)。東京大学政策ビジョン研究センター講師を経て、2019年より株式会社山猫総合研究所代表。専門は、戦争と平和に関する国際政治理論。政治評論やエッセイなども手がける。フジサンケイグループ正論新風賞(2017年)など受賞多数。2014年より東京と長野県軽井沢町との二拠点生活を10年以上続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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