Product Details
ISBN 10 : 4327472298
Content Description
21世紀の文学研究が進むべき道を考える
グローバル化と格差社会の進展。地球規模のポピュラーカルチャーの発達。それらの結果としての「文学」の定義の変容。
今日までのアメリカ・イギリスの批評のあり方と歴史を網羅しながら、斬新な切り口で、新たなる研究の鉱脈を例示する。
文学テキストの読解をメインに据えながら、旧来の「文学」に限定されない文化全体、そして人文学・社会学への広い目配りを前提として、
文学研究者以外にも開かれた知見を提示する。
解 説
最新の文学理論・批評理論の概説書。世界的なグローバリズム批判などの流れを受け、社会的・政治的なものを取り込んでいく批評理論の動向や未来の方向性をふまえて、文学を読むための理論の最新入門書となるものである。
目 次
● 文学にとって美とは何か : モダニズムの崇高なる対象
● 文化と社会の分断を超える : 文化とその不満――文化研究以降のマルクス主義批評
● なぜ作品を精読するのか : 新批評、冷戦リベラリズム、南部文学と精読の誕生
● イデオロギーとしての(ネオ)リベラリズム : 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の現在、そして、コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』
――「文学」の成立と社会的な想像力の排除
● 帝国主義からグローバリズムへの転換点 : 米国フォーディズムのディストピア、あるいは、『すばらしい新世界』のエコノミー
――帝国、インターナショナリズム、グローバリズム
● 精神分析は普遍的なのか : 「文学」「理論」「歴史」を内破する「死の欲動」
――キャサリン・マンスフィールド「至福」のフロイト的言語をめぐって
● ポストコロニアリズムは終わったのか : 対位法の時空間――歴史を読む/サイードを読む
【著者紹介】
三浦玲一 : 一橋大学教授。専門はアメリカ文学・ポストモダニズム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きつね
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読了日:2017/03/28
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