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「ロシア精神」の形成と現代 領域横断の試み

三浦清美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784879844583
ISBN 10 : 4879844586
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2022年2月のウクライナ侵攻以来、我々にとってロシアは不可解な国になってしまった感がある。
しかし、ロシアにはロシアの理があり、それを支える価値観がある。
ロシアの内在的な視点・論理を(それらへの同一化は慎重に避けながら)把握する必要性は減じていない。
本書は宗教学、文化人類学、文献学など様々な領域を横断しながら、「ロシア精神」の源泉、変容、そして現代におけるありようを探る。

【著者紹介】
三浦清美 : 早稲田大学文学学術院教授。専攻はスラヴ文献学、中世ロシア文学、中世ロシア史

高橋沙奈美 : 九州大学大学院人間環境学研究院講師。専攻は宗教学、宗教人類学。特に現代ウクライナの公共宗教、ロシアとウクライナにおける政教分離、宗教とナショナリズムを研究テーマとする

藤原潤子 : 神戸市外国語大学ロシア学科准教授。かけはし出版代表。専攻は文化人類学、ロシア研究

井上まどか : 清泉女子大学文学部准教授。専攻は宗教学宗教史学、近現代ロシア宗教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • BLACK無糖好き

    文献学者の三浦清美を編著者に据え、宗教学者の井上まどか、歴史学者の高橋沙奈美、民族学者の藤原潤子らの布陣で「ロシア精神」を再検討する壮大な試み。各執筆者の論考はどれも興味深いものばかりだが、やはり三浦清美の中世文献の読み解きには、その圧倒的な世界観に畏怖の念を抱く。ロシア国家の黎明期にロシア正教会で最初に列聖されたボリスとグレープの物語に関する文献解釈から、キエフ・ルーシのキリスト教受容、政治的敗者を聖者として崇める伝統の端緒を導き出す。ただ如何せん専門性が高すぎて些かキツイ。

  • Go Extreme

    ロシア精神:歴史的変遷 ロシア正教の影響 哲学と文学:19世紀思想 文学者の貢献 哲学的視点 精神性の形成 現代ロシア:戦争の影響 グローバル化 経済変革 呪文と信仰:呪文の役割 精神的支え 愛の呪文 現代的解釈 宗教と文化:ロードとロージャニツァ 中世信仰 キリスト教との融合 儀式の変容 外交:ポッセヴィーノの活動 イワン雷帝の外交 宗教と政治 ナショナリズム:ニコライ2世崇敬 犠牲者意識 国家一体感 文学と歴史:叙事詩の影響 文学的評価 社会背景 神秘思想:テオーシス概念 ノンノス思想 神聖性

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