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ファスト風土化する日本 郊外化とその病理 新書y

三浦展

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896918472
ISBN 10 : 4896918479
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2004
Japan

Content Description

のどかな地方は幻想でしかない。地方で頻発する不可解な犯罪の現場をフィールドワークしつつ、情報社会化・階級社会化の波にさらされる地方の実情を探り、ファスト風土化がもたらす現代日本の病理を解き明かす。

【著者紹介】
三浦展 : 1958年新潟県生まれ。一橋大学社会学部卒業。パルコの情報誌『アクロス』編集長、三菱総合研究所主任研究員を経て、消費・都市・文化研究シンクタンク「カルチャースタディーズ研究所」を設立。消費社会研究家、マーケティング・プランナーとして活躍。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科非常勤講師(コミュニティマーケティング論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふろんた2.0

    2004年の本なので、今読んでも…というのはあるが、国道沿いに大手チェーン店やイオンモールがあり、郊外はどこも同じ景色というのは当時としては新たな発見である。今はスマホの普及によって、より均質化しているかも。わかりやすいブランドアイコンを手にするのが郊外的で、都会はむしろローカル色を進めているような気がする。

  • サイバーパンツ

    1〜3章は自分の都合の良いようにデータをこじつけて、ファスト風土化によって地方の少年犯罪率が上がったというトンデモ理論と謎のジャスコ叩きが展開されるので、飛ばしてOK。が、4章以降は割と面白い。近代化の弊害で地方が消費社会と化し、娯楽と消費のドラッグ漬けになっているとか、ファスト風土化によって、奥行きのある多様性が失われ、若者が目指すべきモデルを見つけられないとか、荒削りながらもなかなか興味深い所があった。

  • さまい

    タイトルが面白そうなので読んでみたが、下流社会と同様に結論ありきのデータ分析感が否めない内容だった。筆者は地方のロードサイドのファスト風土化に否定的な立場だったが、ショッピングセンターやチェーン店が地方の消費を支えているのは確かであるし、恩恵を受けている住民を置いてけぼりにして”地方の豊かな風景”を求めるのは都会に済む人間の傲慢だと感じる。

  • 里馬

    「愛郷心の基礎となる地域共同体が崩れている(p131)」みたいなことが書かれているのは題名から予想ついたけれども、均一化された、無個性な郊外の何がいけなく、どう対応すべきなのか、という「ファスト風土化」の前・後が読みたかったのでなんだか残念。重大な事件の半径10KM以内には驚くべきことにジャスコがあった!といいながら、「どこにだってジャスコがあるのだ」とかのたまっていて、この1章いらなくない?とバカにしてすみません。

  • 白義

    着眼点はいいけど相変わらずデータの扱い方が杜撰で恣意的。前半三章は犯罪と郊外を安易に結びつけたダメダメ通俗郊外害悪論に過ぎなくて読む価値なし。が、残りの分析や文章から伝わる郊外の肌感覚は極めてポイントが高い。まさに、合理的システムの整備、支配による無化が郊外化の本質だろう。だからこそ地方の郊外化は巨大な影響を及ぼす。昔、自転車で本屋巡りをしていてそのあまりに変わらぬ郊外風景に気が狂いそうになったことを思い出した。主要都市より地方の方がもはや没個性で悪い意味でポストモダンチックなのだなあ

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