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歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

三津田信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041124123
ISBN 10 : 4041124123
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

瀬戸内にある波鳥町では、日の暮れかけた逢魔が時にふらふらと歩く怪異、亡者が目撃されていたという。亡者に関わる忌まわしい事件について話すため、大学一回生の瞳星愛は、名探偵にして作家の刀城言耶が講師を務める怪異民俗学研究室、通称「怪民研」を訪ねる。言耶本人は不在で、留守を任されている天弓馬人という若い作家に自らの体験を語ることに。怖がりな馬人は、怪異譚を怪異譚のまま放置できず、現実的な解釈をいくつも提示するのだが…(「第一話 歩く亡者」)。首無女、座敷婆、狐鬼―怪民研に持ち込まれる数々の怪異譚の真相に、名探偵の助手たちが迫る!

【著者紹介】
三津田信三 : 2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    三津田 信三は、新作中心に読んでいる作家です。今回は刀城言耶シリーズかと思いきや、新シリーズが始動しました。連作短編集、オススメは、『腹を裂く狐鬼と縮む蟇家』&『佇む口食女』です。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322111001161/

  • ちょろこ

    怖さと明るさの一冊。刀城言耶不在の「怪民研」が舞台の短編集は怖さと明るさが程よく同居するような読み心地。おばけなんてないさ、おばけなんてうそさ♪怖がりなゆえ、時には飛躍し過ぎと言われようとも何が何でも腑に落ちる方向で片付けようとする天弓馬人。彼の考察にはなるほど感と納得感も多々あり。「腹を裂く狐鬼と縮む蟇家」これはラストに提示された推理に度肝を抜くほど。想像したくない。毎回、瞳星愛との掛け合いで暗い部屋に電気がパッと点くような明るさがまた面白かった。良いコンビかもと思ったら、あらあら、そういうことなのね!

  • KAZOO

    三津田さんの刀城シリーズのひとつで連作短編集となっていますが肝心の主人公は出てきません。その弟子のような人物と幼いころに稀有な体験をした女子学生が中心となっている話です。5つの短編ですがそれぞれが趣向を凝らされていて楽しめるものでした。いつもながら地名と登場人物の名前はありえないような固有名詞となっていてこれが印象に残ります。

  • yukaring

    歩く亡者に迫り来る首無女、山に住む孤鬼と「にまあぁっ」と口を開けて嗤う口食女。刀城言耶の元に集まる数々の怪談を彼の助手で作家志望の天弓馬人と異形を察知する力を持つ女子大生・愛が解き明かす怪異譚。京都の無明大学の図書館の地下にある"怪民研"と呼ばれる刀城言耶の研究室。本人はほぼいないその部屋にいるのは怖がりな助手の馬人。怖がりで変人の彼は怪異を怪異でなくすために現実的な解釈をいくつも打ち立てる。彼の推理により様々な怪異に合理的な説明がついていくがしかし・・。最後にサプライズも待つ怖くて楽しい新シリーズ登場。

  • ままこ

    ホラーだけどミステリ。ミステリだけどホラー。大学非常勤講師で、作家兼怪異譚蒐集家の刀城言耶に言伝で、忌まわしい出来事を語るため呼び出された愛。大学のいわくつきの場所「怪民研」で語られる怪奇な体験談。その謎に挑む天弓と愛の漫才のような掛け合いも面白い。怪奇現象と意表をつく思考による推理力。「佇む口食女」ああ、言われてみればこれは確かに彼らしい行動だな。表紙は宇宙人かと思った。ラスト、そういうことだったんだ。軽快な民俗学怪奇ミステリ。

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