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忌館 ホラ-作家の棲む家

三津田信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062761055
ISBN 10 : 406276105X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2008
Japan

Content Description

奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。そのころ偶然に探しあてた洋館を舞台に、“私”は怪奇小説を書きはじめるのだが…。本格ミステリーとホラーが見事に融合する三津田信三ワールドの記念すべき最初の作品が遂に登場。

【著者紹介】
三津田信三 : 編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』(講談社ノベルス、『忌館』と改題し講談社文庫に収録)で作家デビュー。常にホラーとミステリの融合を試みる独自の作風を持つ。ホラー映画をこよなく愛する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nobby

    三津田作品初読み。なるほど本格ミステリーとホラーの融合を満喫。作家自身の設定もほぼ実際のままとのことで、何が現実でどこからが虚構なのか分からなくなる。過去に殺人があった洋館・そこにまつわる不吉な“七”・ドールハウス等、気になる事柄をあたかもノンフィクション的に記述するのがズルい(笑)交互に入れ替わる作中作『忌む家』と現在の描写が、微妙に時系列ズレて感じるのも混乱の元となる。先の展開と度々の妖しき笑い“にちゃり”の恐怖に一気に読んだが、あいまいな読後感に少し消化不良…

  • KAZOO

    この作者の本は今までに数冊読んでいて非常に印象に残っていました。横溝正史のような感じで昭和の初期の頃の話だったように思います。最初の作品ということでミステリーというよりもご自分のそのノウハウをすべて最初に見せてくれたという気がしました。ミステリーというよりもホラー的な感じが強くどこかでみたあるいは読んだような既視感もありました。リングを思い出しました。さまざまな内外の作品も引用されている感じです。私は好きな作品でした。

  • アッシュ姉

    『禍家』が面白かったので、家三部作を読破したいと思いつつ、なかなか出会えないのでデビュー作をセレクト。「本格ミステリーとホラーが見事に融合する三津田ワールド」しまった。あらすじ内容を確認してから手にすべきだった。う〜ん、長かった。案の定、よくわからなかった。いわくありげな洋館にまつわるエピソードや作中作は面白かったが、現実と虚構が交錯してからは何が何だかさっぱり。混沌とした曖昧さを愉しむものなのかもしれないが、その境地まで達していないのでモヤモヤするばかり。家三部作制覇への道のりがますます遠のいたかも。

  • ミステリにゃん

    ミステリー色強めかと思いきや急にホラーも強くなり油断できない面白さ。ノンフィクションなのか?と混同しそうになるところも上手い。こんなに面白い作家さんがいたなんて。。これから探して読むのが楽しみ。

  • papako

    ずっと気になっていた作家の作品。もっと読みづらい硬い文章かと勝手に思っていましたが、読みやすかった。この方、本当に本が好きなんですね。溢れる文学愛を感じました。未読なものが多く、ちょっと置いてけぼり感。そしてホラーなのか因縁なのか、作中作なのか現実なのか翻弄され、煽られ、後に残ったのは『にちゃり』。。。他の作品も読んでみたくなりましたが、今じゃないな。それよりも『京極堂』再読したくなりました。

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