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七人怪談

三津田信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041127636
ISBN 10 : 4041127637
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

最も怖いと思う怪談をお寄せください―三津田信三が声をかけた名手たちが集結。七つの最恐が語られる。

【著者紹介】
三津田信三 : 奈良県出身。編集者をへて、2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞

加門七海 : 東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている

菊地秀行 : 1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て、82年『魔界都市“新宿”』でデビュー。85年『魔界行』がベストセラーとなる。以後、SF、ホラー、ファンタジー、伝奇など幅広いジャンルで活躍

澤村伊智 : 1979年大阪府生まれ。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂を敬愛する。2015年に「ぼぎわんが、来る」(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回ホラー小説大賞“大賞”を受賞。19年、「学校は死の匂い」(角川ホラー文庫『などらきの首』所収)で、第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞

霜島ケイ : 大阪生まれ。『出てこい!ユーレイ三兄弟』でデビュー。ファンタジーとホラーのジャンルで活躍。「霜島けい」の別名義がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちょろこ

    凉をどうぞ、の一冊。七人の作家さんからどうぞと差し出された、凉のお中元のような七話。みなさん、さすがです。澤村伊智さんはストーリーの運び方といい、らしさ全開。実話なのか虚構なのか曖昧な境界線に読み手を留まらせ、不安感で包み込む加門七海さんも絶品。会社系怪談、異界と時代劇風怪談は好みは分かれそう。初読み霜島さんは田舎の古い家屋で雰囲気抜群。禁忌がたまらなく恐い。発起人三津田さんも間取り図つき家屋の怪。そこにたしかに居る、その恐怖が良い。日本家屋×怪異って最恐、最高。夏はやっぱりジャパニーズホラーが一番効く。

  • しんたろー

    三津田信三さんが自信を含めて7人の作家にテーマを決めて依頼した様々な怪談のアンソロジー…霊能者、実話、異界、時代劇、民俗学、会社、建物…各話50ページ程度でテイストが違うのでサクサク楽しめた。澤村伊智さんの『サヤさん』は安定の面白さで「そうくるか!?」と思わされた。初読みの作家さんが大半だったが、名梁和泉さんの『燃頭のいた町』は想い出が絡んだ懐かしさと恐怖の塩梅が良かったし、霧島ケイさんの『魔々』も狭い社会の息苦しさや怨念が生理的な怖さと絡んでゾクゾクした。次なる企画を考えているらしいので楽しみに待とう。

  • たっくん

    「都内の一軒家に引っ越した一家、それ以来相次ぐ不運・・父親の怪我、母親の病気、父の会社の経営不振、妹の不登校そして親類の死。霊能者「マツシタサヤ」によって怪異は鎮めれれた」戦慄体験投稿を機にマツシタサヤを巡る不可解な記録が世に溢れ出す・・(サヤさん)「燃頭」を見たものは・・(燃頭のいた町)祖母が亡くなり旧三ツ原村の古家に帰って来た孫に次々と怪異が起こる。封印された部屋には「アシラサマ」がいて・・(魔々)同窓会を機に実家に留まる「私」に何かが迫りくる気配が・・(何も無い家)他、戦慄のホラーアンソロジー。

  • yukaring

    三津田さんが厳選した怪談の名手たち7人が競演する読む前からテンションが上がりっぱなしの1冊。「霊能者系怪談」「実話系怪談」「異界系怪談」など各作家さんに与えた三津田さんのテーマもエスプリが効いている。その中でも澤村さんの"霊能者系"の『サヤさん』はズバ抜けて面白い。雑誌へ投稿だけで成り立つストーリーは読者を現実と虚構の境界線が曖昧で不条理な世界へと誘い込む。加門さんの"実話系"はリアリティがすごく怖すぎて夜寝れなくなるほど。三津田さんはお得意の家モノだがラストの後味の悪さに背筋がゾッとする思いだった。

  • ままこ

    お題に沿ってドロドロと蠢く7つの怪談。どの作品にも共通してるのが得体の知れない恐ろしさ。ひとつの話が終わるたび蝋燭がフッと消えるよう。澤村さん、あの体験談雑誌タイトルもゾワっとする。加門さん、好奇心からドブに嵌る恐ろしさ。名梁さん、幻想的イヤホラー。菊池さん、底知れぬ恐怖が淡々と襲う。霜島さん、止め処なく湧き上がり積み重なる魔の恐ろしさ。福澤さん、まさに奇譚。あんな偶然の連鎖は確かに怖い。三津田さん、怖っ怖っこんな実家は嫌だ。禍々しさがヒタヒタと迫り来る最恐アンソロジー。〈第二夜〉も読みたい。

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