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鴨長明 日本人のこころの言葉

三木紀人

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422800592
ISBN 10 : 4422800590
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「ゆく河の流れは絶えずして…」この名文で始まる『方丈記』が書かれて、ちょうど800年―大地震や竜巻などを経験し、運命の転変を生きた鴨長明の心のありようが、いま私たちを啓発する。

目次 : 言葉編(自然へのまなざし(川の流れに無常を感じる/ 災害の強烈な情景を目して ほか)/ さまざまな問いかけ(時のうつろいの中で/ なぜ生き続けるのか自問する ほか)/ 心、その不思議さ(子を思う心のあわれさよ/ 生か死かと迷うどうしようもない思い ほか)/ 死への思いのあれこれ(死への衝動をどう超えるか/ 人はどこから来て、どこへ行くか ほか))/ 生涯編(略年譜/ 鴨長明の生涯)

【著者紹介】
三木紀人 : 1935年、東京生まれ。東京大学卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。お茶の水女子大学教授などを経て、城西国際大学客員教授、お茶の水女子大学名誉教授。専門は日本中世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 岡本 正行

    9カ月前に読んだ本なので、内容が、どんなものだったか、忘れた。長明、大好きだし、昔のことだから、どのようにも解釈できる。生き方、考え方の一つとして参考になる。

  • かわかみ

    これまで読んできた「方丈記」や、鴨長明についての解説書は、長明が庵を結ぶに至った動機の観点から前半生に光を当てた書物ばかりだった。しかしながら本書によって初めて、長明が庵を結んで自分を見つめ直した晩年について垣間見ることができた。そのためには方丈記の記述だけでは足りず、著者は「発心集」も取り上げて両書に遺された長明の言葉を手がかりに彼の隠棲後の心境を解説する。「方丈記」に様々な災害が記されていることは知られているが、鎌倉で源実朝と会見したことが契機になったのではないか、との指摘は意外だった。

  • Solidarity

    鴨長明自身の著作や、彼の作品を引用してる他の著作から、彼の和歌や言説を取り出していって解説を加えるという著述形式。 読んでいくうちに、鴨長明の生き様や思想、人生観を軸にして個々の解説が書かれているのがわかり、その軸の上でそれらが繋がるように構成されている。 鴨長明が残したものを照らして、人物像を探ろうとしている。 文章は決して断定的ではなく、著者の鴨長明に対するあたたかい眼差しが感じられる。

  • 残心

    「方丈記」「発心集」などから、ほんの一文だけ持ってきて、それに解説を加えるという繰り返し。 いろいろな情報がバラバラにやってくるが、相当の長明ファンでもない限り、何を読んでいるのか収拾がつかなくなるのでは? まあそれは、自分に知識が不足していただけかもしれません。(ななめ読み)

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