名もなき本棚 集英社文庫

三崎亜記

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087444131
ISBN 10 : 4087444139
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
追加情報
:
231p;16

内容詳細

デパートのショーウィンドウの中で暮らす一人の女性。いつしか僕は、そのディスプレイの前で時間を過ごすのが日課になり…。(「スノードーム」)ゴミ集積所に座り込むサラリーマン。回収日ではない日に捨てられたその男は、近所の主婦には迷惑な存在でしかなく…。(「回収」)5分後には、あなたの日常が足元から揺らぎだす!幻想、シュール、不条理、感動。刺激的な読書体験を約束する全19編。

【著者紹介】
三崎亜記 : 1970年福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。2004年、『となり町戦争』で第17回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シナモン さん

    不思議で怖くて奇妙な短篇集。訳が分からないまま、物語の世界にすーっと引き込まれ、えっ!という展開に頭がついていけない…そんなお話の連続でした。これが三崎ワールドっていうのかな。クセになりそう。「公園」「緊急自爆装置」にゾワゾワ。面白い一冊でした。

  • KAZOO さん

    この作者さんは初めてです。本の題名と本についてかなり書かれているのではないかと思い手に取ってみました。読んでびっくりという感じでショートショートで作品が19収められています。結構楽しみましたが、シュールな感じで不条理な世界があふれていました。星さんの世界とは異なりますね。私はカフカの短編の舞台を現在の日本に置き換えたらこのような物語になるのではないかと感じました。

  • ケンイチミズバ さん

    疑問が口に出せない状況を作るテクニックは、彼がよく描く公務員の世界がヒントなのかも知れない。隣り合う市がゴミの分別収集を競い合う過程で起きた出来事のラストは笑えない。今日は、会社員の日ではないのに出されている。ルールを守らない家のことを役所に陳情に。しかし、お役所はお役所仕事しかしない。回収日まで数日会社員は放置される。なぜ会社員が出されるのか説明はなく、当たり前のこととして進む。定年後の再雇用で働く私も、妻が不要と思った日がゴミの日かもだな。不条理の不条理は条理なのか、表題作はファンタジーで終わるが。

  • がらくたどん さん

    ご感想に惹かれて。『となり町戦争』以来のお久しぶりな三崎さんの短・掌編集。口当たりは軽いが読後に苦みが残る不条理劇約10年分。楽しみにチョコチョコ読んだ。凄く変な事をとても整ったシステムで施行するのと、大切でそうあるべき事をオロオロ手探りでどうにか実行するのでは、どちらが「ちゃんとした」仕事に見えるかを問われる作品が並ぶ。申請方法から設置基準まで破綻なく詰めた「緊急自爆装置」サービス。どれだけシステムを整えても「そのサービスってさ?」って。そういえば無戸籍児が出てしまう戸籍法。めっちゃ整ってるな(あれ?)

  • coolgang1957 さん

    星新一さん超えたかな。そんなこと思うほど確かに三崎亜記さんを感じさせられました、いつもの長編をググーっと煮詰めたようで😆凡人のわたくしめにとっては、この感性と想像力は桁違いで、狂おしく怖いほどドキドキさせられます。最後、The Book Dayが圧巻です、すごくロマンチックです。ともあれ、まるで鼓笛隊≠ェ突然プガチャカブガチャカ目の前を通り過ぎたみたいな衝撃でした〜🤣

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三崎亜記

1970年福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。2004年、『となり町戦争』で第17回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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