地域インキュベ-ションと産業集積・企業間連携 起業家形成と地域イノベ-ションシステムの国際比較

「企業家」主体形成の環境と過程、地域社会・学校等の「学習」機能との関わり、また新事業創出と発展を支える各関係機関や公共政策の諸機能の発揮状況も射程に入れ、内外比較を含めた、詳細な比較実証研究。

目次 : 第１部　起業家主体形成と「起業教育」（「起業教育のための産学連携」の必要性―オランダの起業教育事例に学ぶ/ 産学連携と大学発の起業家育成―大学での起業家教育は可能か？）/ 第２部　産業集積の活性化と新産業創造・ネットワーク展開・企業発展（１）日本の経験から（中堅企業における中核技術の導入と進化・進展―東大阪地域集積を事例として/ 大都市における情報サービス業の存立と発展/ 地域におけるニューバイオ関連産業クラスターの形成と発展のメカニズム　ほか）/ 第３部　産業集積の活性化と新産業創造・ネットワーク展開・企業発展（２）諸外国の経験から（中欧・ハンガリーの自動車産業サプライヤー・ネットワーク―マジャール・スズキとその１次サプライヤーを中心に/ 中国「小商品市場」の形成と義烏市の発展経路―義烏市の地方政策の視点から/ 地域再生と地域イノベーション戦略の意義―英国ストラスクライド・ウェストミッドランズ地方の経験から）

【著者紹介】
三井逸友 : １９４７年、長野県に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。駒澤大学経済学部教授を経て、横浜国立大学大学院環境情報研究院・同学府教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）