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分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか

三中信宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062880145
ISBN 10 : 4062880148
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人は森羅万象を体系化して理解する際、名前を付け分類する。そこには生物学者たちを苦しめ続ける難問が…。人間の知の根源に迫る。カバー裏にジョルダーノ・ブルーノ「イデアの影」の図版と関連する解説付き。

【著者紹介】
三中信宏 : 1958年、京都市生まれ。東京大学大学院農学系研究科修了。現在、独立行政法人農業環境技術研究所生態系計測研究領域上席研究員。東京大学大学院農学生命科学研究科教授(生物・環境工学専攻)、京都大学大学院理学研究科連携併任教授、および東京農業大学大学院農学研究科客員教授を兼任。専門は進化生物学・生物統計学。現在は、主として系統樹の推定方法に関する理論を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    「系統樹思考の世界」ではかなり今までとは異なる学問の世界でしたが、今回は分類学ということで生物学や博物学の基本的な学問であるということがよくわかりました。ただ説明が非常に多岐にわたり文章が多いのでかえってわかりにくい気がしました。もう少し簡素にできるはずだと感じますが力が入っていますねえ。

  • hiyu

    皆さんは凄いですね。ふわっとした感じでの理解ができるかどうかというところ。前作を読めばまた印象は変わるのかな?読んでみてヒトには、分類「せずにはいられない」という、半ば強迫的というか、根幹というか、根源といったものがあるのだろうかと分かったような分からないような。

  • やす

    生物種の話なんだけど混沌としてなにを言っているかよくわからない。生物種の分類とは一人ですべての種を熟知分類できるわけもなく、さまざまのジャンルの学者がごく少数点在するのみ。各部門の事情もあって種の明確な定義を与えることには至らず20もの定義が提唱されているようだ。どうしてそんな話をするのか種とは個体の集合ではなく個体を構成要素として形成される全体が種であって種そのものも実在だという流派もあるらしい。まあ、アリとかハチとか個体だけではどうにもならない種族もいるしなあ。

  • Kota Abe

    分類学という学問についての本。 全体的には、分類と切っては切れない関係にある生物学的な分類についての考察が中心になる。ただ、専門科学としての分類と日常生活の分類、それぞれが持つ問題や、方法論はやはり共通する部分がある。 分類行為の根幹は突き詰めると、どこからが山か?のような、在る とか 無い などの哲学、形而上学に発展するし、人間の認知能力、言語にも深く関わってくる。 分類する宿命を生まれながらに背負わされたヒトという生き物 が抱える分類の問題、興味深い。

  • kokada_jnet

    。「生物学者の知的格闘史」と帯にあるが・・。これは過剰宣伝。「分類すること」「種の定義について」をを主なテーマにして、著者の衒学的知識をもとに、様々な話題が繰り広げられる本。元々が雑誌の連載だったこともあるだろうが。個々の話題には興味を引かれるものもあったが、それは軽い紹介にとどまり、すぐ次の話題に移ってしまっている。こういうテーマで書くのならば、新書ではなく分厚い専門書でより深い内容を書いてほしかった。前作「系統樹思考の世界」でも、この著者ならもっと面白い本がかけそうだと期待していたのに。読んでがっかり

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