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アフター・ユー

一穂ミチ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163920429
ISBN 10 : 4163920420
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

互いに秘密を抱えて暮らす男女に訪れた突然の別れ―。タクシー運転手の青吾が仕事を終えて家に帰ると、帰宅しているはずの恋人・多実がいない。翌日以降も戻る気配がなく焦りを募らせる青吾のもとに、〈多実が見知らぬ男性と五島列島の遠鹿島で海難事故に遭い、行方不明になった〉というしらせが届く。謎の多い事故の真実を求めて、男の妻だという沙都子と遠鹿島へ向かう青吾。多実の人生のかけらを拾い集める旅は、青吾自身の過去をも照らしながら、思いも寄らぬ場所へとふたりを導く―。著者3年ぶりとなる待望の長編!

【著者紹介】
一穂ミチ : 大阪府生まれ。2007年に『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。22年『スモールワールズ』で吉川英治文学新人賞、24年『光のとこにいてね』で島清恋愛文学賞、『ツミデミック』で直木賞を受賞。また22年には咲くやこの花賞〔文芸その他部門〕も受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    一穂 ミチは、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、著者3年ぶりの長編、「不在」&「喪失」の物語、予想外の展開で楽しめましたが、感動は少なめでした。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163920429

  • チーママ

    こんな状況に置かれたら辛いだろうな。私ならきっと耐えられない。いつまで待っても旅先から帰ってこない恋人の多実。警察に届けた青吾は彼女が見知らぬ男と海難事故に巻き込まれたのだと伝えられる。男の妻と事故現場へ行って話を聞いてみても地元の人々の口は重く何かを隠しているようで…。お守りに入っていたテレホンカードについては賛否両論あるようだけど私的にはありかな。あれがあったからこそ多実の思いや何をしたかったのかがわかったのだから。読み応えのある作品だったけれどせつない物語でした。

  • ごみごみ

    「人生は手が届かなくなってからしか答え合わせができない」なんて切なく、でも的を射た言葉なんだろう。何年一緒に暮らしていても、自分が知らないパートナーの顔はきっとある。知り合う前の過去に限らず、今何を考えているのかさえ正確に想像するのは難しい。後悔しないように、ちゃんと言葉で伝えないと、しみじみ思う。ミステリ✕大人の恋愛小説。ただ、ファンタジー要素は悪くないが、謎を解くヒントがほぼそこにあったのが違和感、そこだけが残念。

  • ぼっちゃん

    旅行に出かけた恋人が戻って来ず、その後、長崎の五島列島で見知らぬ男性と海難事故に遭い行方不明になっていることを知り、何故その男性とそのような場所良いっていたのか真相を探る物語。お互い秘密をかかえて10年結婚もせず一緒に暮らしていた男女だが、恋人を失うことで改めて気づいていく大人の恋愛小説で、ミステリー要素もあり楽しめた。おまけにテレホンカード型の栞?が付いていたが、小説を読めば重要なキーだった。

  • yuni

    長年一緒に暮らしていた多実が突然姿を消し、数日後に見知らぬ男性と海難事故に遭ったという知らせが青吾のもとに届く。真相を確かめるため、男性の妻・沙都子とともに五島列島へ向かう物語。登場人物のほとんどが事情を抱え、小さな島の空気もどこか騒がしい。真実に近づきたくてページを捲る手が止まらなかった。多実の本心を映すテレホンカードが印象的。after you(お先にどうぞ)という題名が胸に残る。大切な人を失い喪失感を抱えながらも人生は続いていく。生きなきゃ…。生きてこそ…。ラストシーンでは思わず涙がこぼれた。

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