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いただきますは、ふたりで。 恋と食のある10の風景 新潮文庫nex

一穂ミチ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101802992
ISBN 10 : 4101802998
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

美味しい食事の向こう側で、いまふたりの物語が始まる。ふたりの食卓に並ぶのは、決して甘いばかりのお菓子ではなかった。睦まじく見えるふたりの不穏な秘密。本能がかき乱される出会い。一言では言い表せない関係性、どうしても忘れられない人のことーー。食べて「なかったこと」にはならない濃厚な物語が気鋭の作家たちと食のエキスパートたちの手によって饗される。小説、エッセイに仕立てた10品の「恋と食」をどうぞ召し上がれ。

【著者紹介】
一穂ミチ : 2007年「雪よ林檎の香のごとく」でデビュー。’22年『スモールワールズ』で吉川英治文学新人賞、’24年『ツミデミック』で直木賞を受賞

古内一絵 : 東京都生れ。ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年デビュー

田辺智加 : 1983年、千葉県生れ。きりやはるか、あんり、酒寄希望とともにお笑いカルテット「ぼる塾」で活動

君嶋彼方 : 1989年、東京都生れ。「水平線は回転する」で2021年小説野性時代新人賞を受賞

錦見映理子 : 1968年、東京都生れ。2018年『リトルガールズ』で太宰治賞受賞

山本ゆり : 1986年、大阪府生れ。料理コラムニスト

奥田亜希子 : 1983年、愛知県生れ。2013年、すばる文学賞を受賞しデビュー

尾形真理子 : コピーライター・クリエイティブディレクター

原田ひ香 : 1970年、神奈川県生れ。2007年、すばる文学賞受賞

山田詠美 : 1959年、東京都生れ。’85年に「ベッドタイムアイズ」で文藝賞、’87年に『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いつでも母さん

    恋と食のある10の風景、3つのエッセイに7つの短編アンソロジー。そうよね、ふたりでってことは食は欠かせない。いろんなふたりが居た。古内さん『ワタシノミカタ』奥田さん『白と悪党』が印象に残った。原田さんの『夏のカレー』は既読だったがやっぱり好き。尾形さんの『SUMMER STREAMER』は大谷選手推しの私にはとても楽しかった(笑)そして、ラストの山田詠美(呼び捨て御免)のエッセイ『恩讐の彼方のトマトサラダ』は流石としか言えない。

  • nonpono

    「恋と食」の物語が10作品、様々な作家さんの競演。面白いですが、文体が変わるたびに慣れるのには疲れる。そんな中、自分ではエッセイは休憩かなと思いきや、まず一番手、ぼる塾の田辺さん。スイーツ女王としてデパ地下に行けば帰りは持ちきれないお土産をもらう田辺さんのエッセイ。「過去の私は恋愛にとても執着するタイプでした。」と爆弾投下のような緊張が走る一行目からの疾走感よ。次の山本ゆりさんの掌編「ゆかりとバターパスタ」、静かな狂気と諦念の道へ。そしてラストは山田詠美登場、トマトサラダで笑いまた切なく、締めてくれます。

  • モルク

    10人の作家さんたちによる小説とアンソロジー。「恋と食のある10の風景」…なんとワクワクする言葉だろう。様々なテイストに包まれながらちょっとビターな大人の恋。夫婦、恋人、元彼(彼女)…誰かと食事するのは一人よりずっと美味しい。もちろんつらく切ないこともある。そんなことを感じさせる一冊。一穂ミチさんの「わたしたちは平穏」原田ひ香さん「夏のカレー」がお気に入り。そして「ぼる塾」田辺さんのエッセイも気取らず素直な文章に好感がもてた。

  • machi☺︎︎゛

    小説とエッセイの10編の話。こういうアンソロジーはちょっと合わなかったなーって作家さんが1人はいるのが多いけどこの本の作家さんの話は全部好きだった。恋と食のある10の風景とあるが甘い恋愛ばかりではなくて辛口なのもあってバランス良く楽しめた。

  • いたろう

    10人の女性作家によるアンソロジー。読んだことがなかった作家もいて、お初の作家の他の作品も気になるところ。一番良かったのは、原田ひ香さんの「夏のカレー」。若い頃から、何度も付き合ったり、離れたりしながら、一度も結婚しなかった60歳の男女2人の話。ひ香さんには恋愛小説のイメージがなかったが、主人公たちと年齢が近いせいか、共感を感じさせる恋愛小説になっている。60歳で、昔を振り返るだけでなく、これからどうなるのかと思わせるところが心に響く。この小説は、短編ではもったいない。長編化されて、じっくり読みたい作品。

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