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サイバーミステリ宣言!

一田和樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041032237
ISBN 10 : 4041032237
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今、潮流になりつつある「サイバーミステリ」とはどのような小説なのか。

誰もがSNSを使い発信できるようになった現代。創作においても、それらを題材にしたサイバーミステリという作品群が多数生まれている。小説の内容をトリックとともに解説、あわせて楽しみ方を紹介!

【著者紹介】
一田和樹 : 作家。コンサルタント会社社長、プロバイダ役員などを歴任後、サイバーセキュリティ情報サービスを始める。2006年に退任。10年『檻の中の少女』(原書房)で第3回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。サイバーミステリ小説を主に執筆

遊井かなめ : 評論家。編集者。本格ミステリ作家クラブ会員。2011年に「本格ミステリー・ワールド」(南雲堂)に寄稿した「ノベルゲームのこうしょう」でデビュー

七瀬晶 : 作家。青山学院大学理工学部物理学科を卒業後、IT企業にて各種システム開発を手がける。ネットで配信していた『Project SEVEN』(アルファポリス)にてデビュー

藤田直哉 : 批評家。1983年、札幌生まれ。東京工業大学価値システム専攻博士(学術)。二松学舎大学、和光大学非常勤講師。日本SF作家クラブ会員、限界小説研究会メンバー

千澤のり子 : 作家。1973年、東京生まれ。本格ミステリ作家クラブ会員。2007年、宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア私立探偵・桐山真紀子』(講談社ノベルス)を発表後、09年に『マーダーゲーム』(講談社ノベルス)でデビュー。羽住典子名義で探偵小説研究会に所属し、本格ミステリの評論活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 不見木 叫

    「サイバーミステリ」評論書。サイバーミステリとは、簡単に言うとインターネット空間で起こる事件を扱ったミステリである。サイバーミステリと従来のミステリは何が違いどこが共通しているか、といったことが書かれていて、サイバーミステリという新ジャンルに興味が湧いてくる内容でした。巻末のブックガイドも参考になりました。

  • スプリント

    共著者の方々の作品は読んだことがないため置いてけぼり感がありましたがサイバーミステリという新しいジャンルの代表的なプロットやトリックなどはよく理解できました。巻末に紹介されている本を探して読んでみようと思います。

  • gentleyellow

    クイーンあたりでミステリの分析が一番流行った時の操りみたいな考え方を、デジタル化に対応させてみたら、それはそれで変な状況が生まれますよという話。面白くなくはないが……「そんな大変だと思うならミステリ以外書きゃいいじゃん?」という身もふたもない感想が常時ついて回った。はてなにでもエントリ書いたらアクセス増えたろうな程度の話で、正直2章だけあれば。……まあ、あれよ、サイバーミステリとかいう造語、インターネットやデジタル化はサイバーとは違うんだからやめようよ。SFミステリの話を期待してたSFファンの感想ですけど

  • 飯田一史

    実作者・一田氏による論点整理が秀逸。ネット空間では「データがコピーでき、どちらがオリジナルか判定が困難。偽装もできる」、「黒幕以外にサイバーカスケード的に、あるいは無自覚にネット上の不特定多数が情報のコピーや流出などに参加しうる」、「物証=データはコピーや偽装ができるため、捜査側は実は状況証拠しか手がかりがない→したがって犯人に状況証拠まで偽造されると誘導されやすい(捜査側が不利)」などなど、「偽の手がかり」や「操り」といったタームににピンとくるミステリ好きには有益な本では。後半ややまとまりに欠けますが…

  • ともりぶ

    サイバーミステリというジャンルの解説書。確かに一昔前ならハッカーと国家や企業など限られた人が関わる犯罪だったけど、今は誰でも巻き込まれる。明日は我が身で気をつけなくちゃと思わされるこのジャンルは好き。

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