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ISBN 10 : 4480071326
Content Description
私が生まれる前にも世界は本当に存在していたのか?ものごとには原因と結果があるという確信は、実は思い込みにすぎないのではないか?この世界の当たり前のありようを疑い、立ち止まって問うてみること。それこそが哲学の入口であり核心である。ロック、バークリ、ヒューム、ラッセル、ウィトゲンシュタイン…「経験」や「言語」を足場に考え抜いた哲学者たちの議論を糸口に、素朴にして深遠な哲学の根本問題へといざなう。事実(である)と規範(べき)が織りなす世界の謎を読者とともに思考する、笑いあり涙あり(?)の入門講義。
目次 : 第1章 世界のすがた(リアリティの謎/ 観念論の洞察/ 条件文的な可能性 ほか)/ 第2章 世界のきまり(必然性あれこれ/ ないけど肯定される因果/ ランダム性、そして混沌 ほか)/ 第3章 世界にすまう(因果にしみこむ不在性/ 因果と予防/ 「である」と「べき」のはざま)
【著者紹介】
一ノ瀬正樹 : 1957年茨城県土浦市生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程修了。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科教授をへて、武蔵野大学教授。英国オックスフォード大学Honorary Fellow。和辻哲郎文化賞、中村元賞、農業農村工学会賞著作賞を受賞。専門は哲学(因果論・パーソン概念)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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