『スザンナの秘密』全曲　フリードリヒ・ハイダー＆オビエド・フィラルモニア、ジュディス・ハワース、アンヘル・オデナ（2006　ステレオ）、弦楽セレナード

ヴォルフ＝フェラーリ：歌劇『スザンナの秘密』

外出を禁止したはずの妻スザンナの姿を、外で見かけたような気がしたジル伯爵。しかし家には彼女がいたため安心しましたが、なぜかそこにはタバコの薫りが・・・。「もしかしてスザンナに恋人がいるのでは」と疑心暗鬼にかられる伯爵、「あなたのいない間に少しくらい楽しんでもよいでしょう？」と答えるスザンナ、2人は大げんかを始めてしまいますが・・・。
　ヴォルフ＝フェラーリと言えば、あの美しい『マドンナの宝石』間奏曲が良く知られていますが、その他の作品を聴く機会はあまりありません。しかし、最近彼の作品の演奏機会が増え、オペラ作曲家としてだけではない彼の多彩な表情をみることができるようになってきました。この『スザンナの秘密』は一幕ものの軽いオペラ。登場人物は2人のみのコンパクトな作品で、ミュンヘンで大指揮者フェリックス・モットルが初演し大成功を収めています。ちなみに『スザンナの秘密』とは、アルバム・ジャケットをご覧いただければ一目瞭然。アルバムの余白には初期の作品『セレナード』を収録。こちらも上品な響きを持つ美しい作品です。（輸入元情報）

【収録情報】
ヴォルフ＝フェラーリ：
1. 歌劇『スザンナの秘密』 (1905-1909)
2. 弦楽のためのセレナード 変ホ長調 (1893)

　ジュディス・ハワース（ソプラノ／スザンナ：1）
　アンヘル・オデナ（バリトン／ジル：1）
　オビエド・フィラルモニア
　フリードリヒ・ハイダー（指揮）

　録音時期：2006年5月12-14日（1）　2010年2月＆9月（2）
　録音場所：Auditorio Principe Felipe, Oviedo, Spain
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ：1、セッション：2）
　Philartis Viennaからの移行盤（1）