ヴィータウテ・ジリンスカイテ

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ロボットと蛾

ヴィータウテ・ジリンスカイテ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910956022
ISBN 10 : 4910956026
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

ソ連体制下のリトアニアに生まれた、ロボットと蛾の奇跡の愛の物語が、現代の日本によみがえりました。欧米で人気をはくしたリトアニア児童文学の古典が、50年の時をへて初邦訳。
文明の産物である鉄のロボットと、自然の中に生きる感受性豊かな蛾。闇と光が織りなす彼らの不思議な交流は、大切なものを失ったときの悲しみと、人間らしい希望が目覚める喜びによって、心をゆさぶり、深い感動をもたらします。
ロボットに心はあるのか?
悲しく切ない愛の物語は、現代社会のAIと人間との関係にそのままあてはまるストーリーかもしれない。

【著者紹介】
ヴィータウテ・ジリンスカイテ : 1930年リトアニアのカウナス生まれ。詩人、散文作家、児童文学作家。『嘘つきの城』『ロボットと蛾』などの代表作は、リトアニア古典児童文学を代表する作品として各国語に翻訳されている。リトアニアの勲章を受章した他、国家賞、児童文学賞など、数々の文学賞を受賞。本作品が初邦訳となる。2024年93歳でヴィリニュスにて逝去

スタシス・エイドリゲーヴィチュス : 1949年リトアニアのメディニシュケイ生まれ。ポーランド在住。出世作『ロボットと蛾』を始めとする傑作絵本の挿絵画家として高い評価を得た後、絵画、ポスター、オブジェ、版画、写真、演劇など、多方面で創作活動を展開し国際的に活躍している。リトアニアとポーランドの勲章を受章した他、各国から数々の賞を受賞。2024年パネヴェジースにスタシス美術館が開館

櫻井映子 : リトアニア語翻訳家。東京外国語大学・大阪大学リトアニア語講師。専門はリトアニア語学・リトアニア文学(文学博士)。ヴィルニュス大学留学を機にリトアニアの児童書の収集と研究に着手し、絵本の普及活動も行っている。リトアニアの勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MI

    展示場での案内ロボットと蛾のストレレちゃんの恋の切ない話。この話を読んでペッパー君を思い出した。AIが出だしの頃で質問に5つプログラムされたロボット。ロボットは恋をして鉄の塊が温かい気持ちになるが、心の声はストレレちゃんには届かない。ストレレちゃんがコウモリから逃げて助けてあげたいけどロボットは助けられないし、声かけですら5つの決まったことだけでしか言えない。お客さんはロボットを賢いと褒めるがそれ以外のことが言えないストレレちゃんに思いを伝えられない儚さがあって胸が熱くなった。

  • Cinejazz

    ハイテク製品の展示場の片隅に、一台のロボットが立っていた。頭を回したり、腕や足を持ち上げることが出来る以外に、決められた6つの質問に応えることが出来た。…名前は?「ボクノ ネマエハ ドンドン」 … 生まれは?「ケンキュウシツデ ウマレマシタ」 というふうに…。お客がひけた後の夜のこと、窓から一匹の雌の蛾が飛び込んできて、ロボットの顔にとまり、話しかけてきた。…鉄の塊のロボットと、自然界に生きる蛾との会話は、一方通行で終わるはずだったはずが…⁈<\連体制下のリトアニアで共産主義に蝕まれて誕生した↓

  • ruki5894

    通勤のバスの中で読んでいたら、悲しくて悲しくて仕事が出来そうにないくらい悲しくなってしまいました。仕事したけど。

  • たくさん

    決められたことをしっかりこなせて誇らしい。順調に人生を歩みいい会社に就職をし黙々と仕事をこなすそんな一本調子な生き方って苦しいな、と問いかけてくれるような甘いお話。組織の中で身動きを取れず従う人生なんて面白くない。自分が思う言葉を発して、善悪に沿って生きていきたい。それができないなんてとても詰まらないという美しくはかない話でした。

  • nago

    プログラム通りにしか動けないロボットのドンドンと、蛾のストレレちゃんとの交流。切ない。

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