ヴィレム・フルッサー

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デザインの小さな哲学

ヴィレム・フルッサー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784306045408
ISBN 10 : 4306045404
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

デザイナーや、今後の文化の行方を問う者にとって必読のデザイン論。哲学的エッセイの名手が、designという語の意味やデザイナー倫理から、デザインと神、東洋と西洋のデザイン観、都市計画まで縦横に論じる。

【著者紹介】
ヴィレム・フルッサー : 哲学者。1920年チェコスロバキア生まれ。ユダヤ人の家庭に生まれ、ナチスの迫害を逃れ、1940年にブラジルに亡命。写真をはじめとするメディアに関する哲学を展開した。講演のため亡命後にはじめてプラハを訪問した帰途、自動車事故により1991年没

瀧本雅志 : 岡山県立大学デザイン学部准教授。表象文化論、哲学。1963年生まれ。京都大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 渡邊利道

    (良い)デザインをめぐる哲学的長編エッセイ。戦争をデザインで捉えその倫理を問うたり、自然法則をデザインとしてみたとき、デザイナーは誰かをめぐる「不快」な問いの存在を指摘し、またフッサールを」引いて平面の時代といい、機械から装置へとテクノロジーのインフラを構想したり、カント的な「物(自体)」ではなく、形を与えることによって生まれる「モノ」という視点を出したり、なかなか面白かった。世界は記述不可能だが計量可能だという言葉でアウシュヴィッツを想起してしまう。

  • roughfractus02

    著者の死後(1991)IT社会が世界を覆い、彼のいうデザインのトリッキーな誘発性もネットの力には及ばないかに見える。が、sign(記号)を前方に/脱する(de-)と捉えるこの語は、既成のデザイン史に限定されない。それは著者のメディア研究から引き出された「プロジェクト」を具体化し、未知なる未来を照らすサーチライトの役割を果たす指針語だからだ。デザインの意味を「計画」かつ「悪だくみ」と解する本書は、記号ネットワークの中で確率的未来に変換される我々自身のデザイン(脱-記号化)を、その住まう空間から触発していく。

  • Hidetsugu Suto

    「テザインとは何なのか」「テクノロジーとデザインとの関係は?」といった疑問への一つの回答.個人的には共感できた.理系の方に読んでもらいたい.

  • fumya

    ヴィレムフルッサーの思考が手軽に一通りわかる本。 哲学書ではあるが、装丁や文字組にこだわっており、比較的とっつきやすい印象。とはいえ、あくまでも哲学書なので、慣れない人には難しいかもしれない。 これが面白かったら、同じくヴィレムフルッサーの、「サブジェクトからプロジェクト」もおすすめ。

  • おかの

    哲学エッセイという風に語られる作者のデザインに対する思考。その小さな哲学はデザインを志す者として読んでおくべきものだったと思える。建築や都市計画に対する文章も多く、哲学的でかつ独特のタッチで書かれた文章は新鮮であった。チーズと壁の文章や、ウィトゲンシュタインの建築などの見方などは特に。ただ、哲学に不慣れな分かなり読むのには時間がかかり、難しかった印象。

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