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雄鶏の家 ウクライナのある家族の回想録

ヴィクトリア・ベリム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560091241
ISBN 10 : 4560091242
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1930年代、大叔父はなぜ失踪したのか? 四世代の家族史を縦糸に、ウクライナの歴史と伝統工芸を横糸に編まれる珠玉のメモワール。

【著者紹介】
ヴィクトリア・ベリム : ウクライナのキーウに生まれる。作家、ジャーナリスト、翻訳家。15歳のとき、家族とともにアメリカに移住。イェール大学大学院で政治学を学ぶ。修了後、ジャーナリストとして活動を開始。2013年にベルギーに移住。「フィナンシャル・タイムズ」にコラム欄をもち、「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」「エル」「マリ・クレール」などの各誌に寄稿。日本語、トルコ語、インドネシア語など18の言語に堪能。2023年、初の著書となる本書を刊行。国際的に話題を呼び、現在17か国で翻訳刊行されている。ブリュッセル在住

山川純子 : 名古屋に生まれ、鎌倉で育つ。慶應義塾大学文学部国史および美学美術史専攻、アリゾナ大学美術史(写真史)修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    「叔父ウラジーミルと私は、彼と同名の人物がクリミアを併合した一か月後に絶交状態になった」という一文から本文が始まる。“彼と同名の人物”が誰なのか、おそらく世界中で知らない人はいない。「私」=ヴィクトリア・べリムは、ロシア人の父とウクライナ人の母のもと、ソ連時代のキエフ(現キーウ)で生まれ育った。15歳のとき母とともにアメリカに移住、現在はベルギーのブリュッセルに暮らす。爆撃のない安全な所にいる。

  • salvia

    ユダヤ系ロシア人の父とコサック縁のウクライナ人の母を持ち、15歳で渡米、現在はブリュッセルで暮らす筆者は、2014〜19年の間に頑固にさくらんぼ畑を守る祖母のもとへ帰郷する。曽祖父の兄で失踪した人物を調べることを通して、「自分の断片」である親族と故国を改めて知ることになる。大粛清やホロドモール(大飢饉)など、20Cを中心としたウクライナの歴史を教えてくれる一冊でもあった。プロパガンダや捏造の怖さ。最後の曽祖父母のエピソードには、筆者の思い・願いが込められているように思う。筆者には書く物語が尽きぬようだ。

  • nkmr

    15歳でアメリカに移住し、今はベルギーに暮らす著者が、プーチン支持者になったおじと大喧嘩して縁を切るところから始まる。クリミア侵攻の中ウクライナに里帰りして祖母と暮らしつつ、行方不明の大叔父の消息を探るのが本筋。自分の読書歴の中では”ワイルドスワン”や”嘘つきアーニャ”を思いだすがこちらはずっと生々しい。消えないKGBへの恐怖、ウクライナの刺繍家や教会関係者、「昔この家に住んでいた」と言うと絶対家に入れてくれる人々との交流が大変興味深い。今またウクライナに帰っている著者のインスタも、読んだ人は必見と思う

  • takao

    ふむ

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