ヴァージニア・ウルフ

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灯台へ 岩波文庫

ヴァージニア・ウルフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003229118
ISBN 10 : 4003229118
フォーマット
出版社
発行年月
2004年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,413p

内容詳細

スコットランドの孤島の別荘。哲学者ラムジー氏の妻と末息子は、闇夜に神秘的に明滅する灯台への旅を夢に描き、若い女性画家はそんな母子の姿をキャンバスに捉えようとするのだが―第一次大戦を背景に、微妙な意識の交錯と澄明なリリシズムを湛えた文体によって繊細に織り上げられた、去りゆく時代への清冽なレクイエム。

【著者紹介】
ヴァージニア・ウルフ : 1882年1月25日、ロンドンのケンジントン区ハイド・パーク・ゲイト22番地で誕生。1915年『船出』出版。1925年傑作長篇『ダロウェイ夫人』出版。1941年3月28日自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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始めの方(1/4)は素晴らしい出来で、これ...

投稿日:2011/07/09 (土)

始めの方(1/4)は素晴らしい出来で、これまで読んだ小説の中でも特に印象の強いものだった。その後から少し求心力というか方向性がぶれているように感じた。 彼女の作品は実験的だとの評価があるが、この作品の始めの部分などはとても芸術性が高いと思う。 彼女の言葉に対する感覚の鋭さにひかれた。 ありきたりのなんともない日常の言葉でもその前後の関係の中でこんなに多様な意味を持つのかと感心した。 もちろん訳が素晴らしいのだと思う。(神輿哲也訳)

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い さん

    情感豊かな心理小説である。 ほとんど どこにも行かない展開でありながら、 ラムジー夫人と それを取り巻く人々の 声は 目まぐるしく、重層に重なり合う。 人々のつぶやきに終始したこの作品… 八人の子を持つ ラムジー夫人の 充足した人生が 印象に残る展開だった。

  • ケイ さん

    私からウルフへの親和性が低いようだ。視点の入れ替わりや切り替わりは見事であるが、感動ができない。入り込めないと言ったほうが適切か…。おそらく登場人物の考え方に感情移入ができないからだろう。うまい、素晴らしいと思うが、心があまり動かなかった。

  • ふう さん

    灯台へ行く前の一日を丁寧に描いた400nだと勝手に思い込んでいたのですが、読み進めていくうちに、人や家族の時間はこんなふうに流れていくのだと静かな衝撃を受けました。そんな時代だったのでしょうか、人はこんなにもたくさんのことを深く思い、考えていたのですね。その思いや考えを表現する言葉や文の美しさと豊かさ。想像力が乏しく、なかなか入りこめない場面もありましたが、亡くなった人をずっと思い続け、反対に亡くなった人がずっと存在し続けることが印象的でした。

  • Kajitt22 さん

    スコットランドの孤島を舞台に、登場人物のたゆたう想念の描写で綴られる別荘での一日、そして十年後の一日。人々の思いはろうそくの炎のように揺らぎながら、絡み合い、すれ違い、時間をも飛び越え、あるいは消滅する。戦時下、突然の死者への思いは静かな悲しみに満ちている。めぐってくる灯台の三本のまっすぐな光は唯一の確かなものかもしれない。この作品でヴァージニア ウルフは自分のvisionをみつけたのだろうか。

  • NAO さん

    灯台行きを目前にしたラムジー家の様子が描かれた第一部。家にいるすべての人々に向かうラムジー夫人の意識は、寄せては返す波のように、静かにすべてを包み込む。黄昏時のゆっくりと流れる時間、繊細な表現が美しい。第二部は、大戦後、灯台へと向かう家族が描かれている。ラムジー夫人を欠いた家族のわだかまりが、灯台に着くと同時すっと消えていく。一人岸に残ったリリーは、きらめく波間を進む舟を見送りながら絵を描き、今はそこにいないラムジー夫人を感じている。10年を経てようやく完結した物語。ラムジー夫人はちゃんとそこにいる。

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ヴァージニア・ウルフ

1882‐1941。1882年、著名な文芸批評家レズリー・スティーヴンを父親として、ロンドンに生れる。父親の教育と知的な環境(ブルームズベリ・グループ)の中で、早くから文芸への情熱をはぐくむ。1915年、最初の長篇小説『船出』を出版し、ついで『夜と昼』『ジェイコブの部屋』を発表する。さらに、小説世界

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