ヴァレリー・ゼナッティ

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瓶に入れた手紙 文研じゅベにーる

ヴァレリー・ゼナッティ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784580823891
ISBN 10 : 4580823893
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    児童書。イスラエルの少女タルと、パレスチナ人ガザに住む青年ガザマン(ナイーム)が手紙をやり取りする物語▽1993年PLOのアラファト議長とイスラエルのラビン首長が結んだオスロ合意の日、タルの両親は涙を流して喜んだ。ナイームの父も明るい未来を夢見ナイームと語り合った。しかし1995年ラビン首相が暗殺され争いが始まった。タルはなぜ自爆テロがやまないかを悲しみ、ナイームは閉じ込められた苦しみから抜け出せない。タルとナイームは次第に心を通わせていくが、民族間の憎しみは益々激しさを増す▽2019年刊。読んで欲しい。

  • がらくたどん

    憎むなとは言わない。でも、「愛」の対象は大きな主語でも良いけれど「憎しみ」の相手だけはもし抱く時が来たとしても極力小さな主語で心に住まわせたいな。その方が憎悪から解放される可能性を自分の手に握れるから。マスとして憎み合うよう政治と経済の洒落た革靴で何度も踏み固められた歴史を背景に描かれる「あなた」と「わたし」の境界線を巡る心の冒険の物語。兄の出征を控えたイスラエルの少女が「ガザ地区に暮らすあなた」に投げかけた「知合いになりたい」と願う手紙。手にしたのはパレスチナ人の少年。境界線はほどけるか?。中学生から。

  • ケロリーヌ@ベルばら同盟

    君たちが「イスラエル」と呼ぶ場所を、オレたちは「アル・クドゥス」と呼ぶ。君たちが「テロリスト」と呼ぶ人間を、オレたちは「殉教者」と呼ぶ。…エルサレムの少女と、ガザ地区の若者を、瓶に入れた手紙が繋ぐ。連綿と続く憎しみの連鎖。何事もなく寿命を全うする事が奇跡に近い国に生まれついた二人。ネットを通じ、やり取りする彼らの対話の中から、現状が浮かび上がる。心が捩れるようだ。「あなたに平和あれ。ヘブライ語でもアラビア語でも、この言いまわし、あるよね。」声をあげて泣いた。泣くことしか出来ない自分を恥じて泣いた。

  • seacalf

    とてもおすすめ。YAでは今年ベスト。物語に命を吹き込むのが上手い人にたまに出会うが、まさにこの本がそう。優しい語り口なのにあっという間に魅了される。知った気になっていたイスラエルとパレスチナの問題。血が通った彼らのやりとりを読み、急に横っ面をひっぱたかれるよりもショックでひどい現実を知る。なのに、どこまでも優しく沁みていくように語られる。温かい涙がとまらない。物語としても面白いし、こんがらがった複雑な問題の一端を知る上でもとても良かった。YAなので短時間で読める。本好きの全ての方におすすめ。

  • ヒラP@ehon.gohon

    これが事実だったら、本当に素晴らしいと思わされました。 敵対する国の若者が、瓶に入れた手紙をきっかけに、やり取りを始めるのです。 それも、パソコンを使ってチャットまでするのだから臨場感があります。 実際にあったテロ事件をきっかけに書かれたお話ですが、互いの国の若者がこうであってほしいと、夢と希望が現実感の中に織り込まれています。 わかり合えなければ平和は訪れないでしょう。 そのキーマンは若者たちだと思います。 国境を越えて読まれて欲しいと思いました。

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