Rhythm & The Borrowed Past-auerbach, Beaudoin, J.cage, Messiaen: Kurganov(Vn)Finehouse(P)

【参考動画　アウエルバッハ：ソナタ第3番ライヴ映像】

RHYTHM AND THE BORROWED PAST（リズムと借り物の過去）

共にロシアで生まれ、アメリカで活躍するヴァイオリニスト、ダニエル・クルガノフとピアニスト、コンスタンティン・ファインハウスによる近代の作品集。選ばれた4つの作品は、どれも特異なリズムに支えられています。
　ロシアの作曲家レーラ・アウエルバッハ[1973-]の自由な様式で書かれたソナタは、無調の響きの中に、時折聞こえてくる甘い旋律が魅力的な音楽。第2楽章と第4楽章での高揚感溢れるリズムが特徴です。リチャード・ボードイン[1975-]の『In hochster Not（切実に必要とする）』は彼がマイケル・フィニッシーの学生だった時代に書かれた曲。刻々と変化する表情記号の中、さまざまなリズムが現れます。演奏者の自由な発想が求められるジョン・ケージ[1912-1992]の『夜想曲』、オリヴィエ・メシアン[1908-1992]の『主題と変奏』でも持続的なリズムを聞き取ることができます。（輸入元情報）

【収録情報】
1. アウエルバッハ：ソナタ第3番〜ヴァイオリンとピアノのための
2. ボードイン：In hochster Not〜ヴァイオリンとピアノのための
3. ケージ：夜想曲
4. メシアン：主題と変奏

　ダニエル・クルガノフ（ヴァイオリン）
　コンスタンティン・ファインハウス（ピアノ）

　録音時期：2020年8月11日、9月2日
　録音場所：ボストン、WGBH Fraser Performance Studio
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

　世界初録音（1,2）
　H.ポール・グデルスキーの追悼のためのアリゾナ・フレンズ・チェンバー・ミュージックとハリー＆レア・グデルスキー財団の委嘱作（1）