歴史に埋もれた女性作曲家たちの作品を紐解く。SACDとMQA-CDハイブリッド盤!
スペインの高音質レーベル「Eudora」による、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様による新たなアルバムは、16世紀から委嘱新作まで、女性作曲家たちによる音楽の軌跡を辿る注目好企画。
スペイン生まれの女流ヴァイオリニスト、アンナ・ウルピナは、ブリュッセル、マドリード、ライプツィヒなどで研鑽を積み、数々の国際コンクールで受賞。国際的な音楽祭や主要オーケストラでソリストとして活躍、17世紀から21世紀までのレパートリーを個性的かつ洞察力豊かに演奏し、国際的に高い評価を得ています。本アルバムでウルピナは、パリやヴェネツィアの図書館を巡り、イザベッラ・レオナルダやフランチェスカ・カッチーニ、エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲールなど、16世紀から18世紀に活躍した女性作曲家たちの手稿譜を発掘。その中から7曲の世界初録音を含むプログラムを構成しました。さらに、現代作曲家スレマ・デ・ラ・クルス、エレナ・カノヴァス・パレスの委嘱新作をカップリングし、過去と現在を繋ぐ音楽的な対話が実現しました。
演奏陣には、スペインを拠点に国際的な活動を展開するソプラノ歌手マリア・イノホサなど、古楽分野で確かな実績を持つ名手たちが集結。過去と現在の音楽的出会いを通じて、女性作曲家たちの豊かで多様な芸術的才能を聴き手に余すところなく伝えます。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。(輸入元情報)
【収録情報】
● イザベッラ・レオナルダ[1620-1704]:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.16-12
● フランチェスカ・カッチーニ[1587-c.1641]:ここで独りにして
● マドモワゼル・デュヴァル[c.1718-c.1775]:プロローグ, 喜びのための歌*
● グラシア・バプティスタ[fl.1557]:コンディトル・アルメ
● スレマ・デ・ラ・クルス・カスティリェホ[1958-]:ソプラノ、ヴァイオリン、チェロとピアノのための愛の歌*
● エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール[1665-1729]:ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンのためのソナタ第1番イ短調*
● マッダレーナ・カスラーナ[c.1544-c.1590]:モリール・ノン・プオ・イル・ミオ・コーレ
● エレナ・カノヴァス・パレス[1994-]:ヴァイオリン、チェロとチェンバロのためのラルゴ・ワンス・アゲイン*
● アンヌ・M.ゲドン・ド・プレル[c.1700-c.1754]:Air Serieux - Solitaires Temoins de ma secrete peine*
● マドモワゼル・ビュティエ(fl.18th Century):Air Serieux - Vole Amour, Dieu vainqueur*
● マリエータ・モロジーナ・プリウリ(fl.17th Century):ヴァイオリンとスピネッタのためのコレンテ集*
● レディ・メアリー・デリング[1629-1704]:A False Designe to be Cruell
アンナ・ウルピナ(バロック&モダン・ヴァイオリン)
使用楽器:Nicolo Amati (Cremona, 1658) from Maggini-Stiftung & David Bague (Barcelona, 2007)
マリア・イノホサ(ソプラノ)
ダニエル・オヤルサバル(チェンバロ、ピアノ)
ニコラ・ブロヴェッリ(バロック&モダン・チェロ)
ナチョ・ラグナ(テオルボ、バロック・ギター)
録音時期:2024年9月23-25日
録音場所:スペイン、オーディトリ・デ・ジローナ、サラ・モンサルバトヘ
録音方式:ステレオ(DSD)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
*世界初録音