『悪魔のトリル〜ヴァイオリン小品集』　ヘンリク・シェリング、チャールズ・ライナー

悪魔のトリル〜ヴァイオリン小品集
ヘンリク・シェリング

世界に打って出た時期の、シェリングの気迫が全面に出た小品集。
シェリングは1960年代前後、ちょうど活躍の舞台を世界に広げつつあった時期に、ルービンシュタインとのベートーヴェンやブラームスのヴァイオリン・ソナタを筆頭にRCAにいくつもの名演を残しています。1959年にニューヨークで録音されたこの小品集もその1枚で、清冽なまでの気迫がダイレクトに伝わってきます。折り目正しく、清潔なスタイルは後年と変わりませんが、何度も録音したヴィターリの『シャコンヌ』を筆頭に、熱っぽさにも事欠きません。（メーカー資料より）

【収録情報】
1. ヴィターリ：シャコンヌ ト短調
2. タルティーニ：ヴァイオリン・ソナタ『悪魔のトリル』（クライスラー編）
3. タルティーニ：コレッリの主題による変奏曲（フランチェスカッティ編）
4. グルック：メロディ（歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より　クライスラー編）
5. クライスラー：ボッケリーニのスタイルによるアレグレット
6. シューマン：予言の鳥（『森の情景』第7曲　ハイフェッツ編）
7. ハルフテル：ジプシーの踊り（ハイフェッツ編）
8. ヴィエニャフスキ：スケルツォ＝タランテラ op.16

　ヘンリク・シェリング（ヴァイオリン）
　チャールズ・ライナー（ピアノ）

　録音時期：1959年1月16日(1,4-6)、1959年1月15日(2,3)、1959年3月17日(7)、1959年1月17日(8)
　録音場所：ニューヨーク、タウン・ホール
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）
　24ビット・マスタリング