Arborescence -Violin Sonatas -Faure, Ravel, Enescu : Iris Scialom(Vn)Antonin Bonnet(P)

19世紀ヴァイオリン・ソナタの傑作3選

19世紀末の室内楽の多様性と豊かさの証である3つの作品を集めた1枚。ガブリエル・フォーレ[1845-1924]の教えとスタイルは、弟子であるモーリス・ラヴェル[1875-1937]とジョルジュ・エネスコ[1881-1955]の作品に見ることができます。フォーレ、ラヴェル、エネスコのこれら3つのソナタは、ある種の共通要素が見られると同時に、同じ教育学的枠組みがもたらす可能性の広がりをも示しているといえます。
　ヴァイオリンのイリス・シャロムはパリ国立音楽院卒。ソリストとしてパレ・ロワイヤル管、シュトゥットガルト室内管等と共演。室内楽にも情熱を注ぎ、今井信子、ヘルメルソン、サルクらと共演。ピアノ奏者アントナン・ボネとはデュオ・アルボレサンスを結成。モンテ・カルロ・ヴァイオリン・マスターズ・レニエ3世大公賞など受賞多数。
　ピアノのアントナン・ボネは、パリ国立音楽院修士課程にてピアノと室内楽を学んだ新星ピアニスト。2019年から2022年まで南仏ヴィルクローズ音楽アカデミーでも学んだほか、フィリップ・ジャルスキー音楽アカデミーのドビュッシー組でティベルギアンに師事。フランス国内はもとより、バルセロナ、ローマ、ウィーンなど海外でも演奏活動を展開。
　デュオ・アルボレサンスは2024年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭で来日、絶賛されました。（輸入元情報）

【収録情報】
● フォーレ：ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
● ラヴェル：ヴァイオリン・ソナタ
● エネスコ：ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ長調 Op.6

　イリス・シャロム（ヴァイオリン）
　アントナン・ボネ（ピアノ）

　録音時期：2024年10月14-17日
　録音方式：ステレオ（デジタル）