SACD

管弦楽曲集第3集 クレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団(シングルレイヤー)(限定盤)

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOGE15043
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD

商品説明

『EMI CLASSICS 名盤 SACDシングル・レイヤー・シリーズ』
クレンペラー/ワーグナー管弦楽曲集 第3集

限定盤

揺るぎない重厚な演奏。晩年のクレンペラーだからこそ成し得た境地がここに!
寸分の揺るぎもない重厚な演奏で、そのずっしりと思いリズムは、クレンペラーらしく、まさに巨人、巨匠の趣があります。これが本当のワーグナーと声を大にして叫びたい衝動にもかられる、晩年のクレンペラーだけが成し得た20世紀の貴重な記録です。(EMI)

【収録情報】
ワーグナー:
・『ラインの黄金』〜神々のヴァルハラへの入城
・『ワルキューレ』〜ワルキューレの騎行
・『ジークフリート』〜森のささやき
・『神々の黄昏』〜ジークフリートのラインの旅
・『タンホイザー』第3幕への前奏曲
・『パルジファル』第1幕への前奏曲

 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1961年
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 英アビー・ロード・スタジオ最新リマスター音源使用

 SACD Single Layer
 SACD対応プレイヤーで再生できます。

収録曲   

  • 01. 楽劇≪ラインの黄金≫~ヴァルハラ城への神々の入城
  • 02. 楽劇≪ワルキューレ≫~ワルキューレの騎行
  • 03. 楽劇≪ジークフリート≫~森のささやき
  • 04. 楽劇≪神々の黄昏≫~ジークフリートのラインの旅
  • 05. 歌劇≪タンホイザー≫第3幕への前奏曲
  • 06. 舞台神聖祝典劇≪パルジファル≫第1幕への前奏曲

ユーザーレビュー

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押しも押されぬ大巨匠であるクレンペラーの...

投稿日:2013/01/02 (水)

押しも押されぬ大巨匠であるクレンペラーのレパートリーの中心は独墺系の作曲家の楽曲であったことは異論のないところであるが、そのすべてが必ずしもベストの評価を得ているわけではない。特に、本盤におさめられたワーグナーの管弦楽曲集については、賛否両論があるものと言えるだろう。クレンペラーは、LP時代に3枚にもわたるワーグナーの管弦楽曲集のスタジオ録音を行った(1960〜1961年)。CD時代には、収録時間の関係もあって2枚にまとめられたが、EMIのSACD化に際しての基本方針はLP盤の可能な限りの復刻を目指していることから、今般のシングルレイヤーによるSACD盤の発売に際しては、再び3枚に分割されることになった。当時の独墺系の巨匠指揮者に共通するものとして、クレンペラーも歌劇場からキャリアをスタートさせただけに、ワーグナーのオペラについても得意のレパートリーとしていた。本盤には、長大な楽劇「ニーベルングの指輪」からの抜粋、そして歌劇「タンホイザー」第3幕への前奏曲、舞台神聖祝典劇「パルジファル」第1幕への前奏曲がおさめられているが、このうち楽劇「ニーベルングの指環」については、クレンペラーは若き日より何度も指揮を行ってきたところだ。残念ながら、ライヴ録音も含め、現時点では全曲録音が遺されていないようであり、その意味では本盤の存在は極めて貴重なものと言えるだろう。本盤の各楽曲のアプローチは、クレンペラーならではの悠揚迫らぬゆったりとしたテンポ設定による重厚かつ剛毅とも言えるもの。フルトヴェングラーのようなテンポの思い切った振幅やアッチェレランドなどを駆使したドラマティックな表現などは薬にしたくもなく、限りなくインテンポを基調したものと言える。テンポ設定だけを採れば、同時代の巨匠で言えば、ワーグナーを十八番としていたクナッパーツブッシュの演奏に限りなく近いと言えるが、深遠かつ荘重な演奏とも言えたクナッパーツブッシュの演奏に対して、クレンペラーの演奏は、深みにおいては遜色がないものの、前述のように剛毅で武骨な性格を有していると言える。これは、クレンペラーによるブルックナーの交響曲の演奏にも共通するところであるが、アクセントなどがいささかきつめに聴こえるなど、聴きようによっては、作曲家の音楽というよりは、クレンペラーの個性の方が勝った演奏になっているとも言えなくもない。そうした演奏の特徴が、前述のように、クレンペラーによるワーグナーの管弦楽曲集の演奏に対する定まらない評価に繋がっているのではないかとも考えられるところだ。もっとも、こうした演奏は、他の作曲家、例えばベートーヴェンやマーラーの交響曲などにおける歴史的な超名演との極めて高い次元での比較の問題であり、そうした超名演との比較さえしなければ、本盤の演奏を一般的な意味における名演と評価するのにいささかも躊躇するものではない。音質は、1960〜1961年のスタジオ録音であり、数年前にリマスタリングが行われたものの、必ずしも満足できる音質とは言い難いところであった。ところが、今般、シングルレイヤーによるSACD盤が発売されるに及んで大変驚いた。音質の鮮明さ、音圧、音場の幅広さのどれをとっても、従来CD盤とは段違いの素晴らしさであり、あらためて本演奏の魅力を窺い知ることが可能になるとともに、SACDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、クレンペラーによる名演を超高音質のシングルレイヤーによるSACD盤で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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第1集第2集のレビューにも記したが、クレ...

投稿日:2012/12/07 (金)

第1集第2集のレビューにも記したが、クレンペラーのワーグナー管弦楽曲集が3枚ともSACDになり、昔日の音質を見事に取り戻した。大音量でもストレスフリーである。頭が痛くならない。英コロンビア、HMV、EMI関係のワーグナー管弦楽曲集についてはこれでクレンペラー、カラヤンの名盤がSACD化されたわけだが、できればケンペがウィーン・フィルを振った音源も期待したい。

ゆりぞう さん | 兵庫県 | 不明

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