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[USED:Cond.A] Der fliegende Hollander : Edward Gardner / Norwegian National Oper, Gerald Finley, Lise Davidsen, Brindley Sherratt, etc.(2024 Stereo)(2CD)

Wagner (1813-1883)

User Review :5.0
(1)

Used Details

Artwork
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Other Condition
:
2枚組み,DIGIPAK,ブックレット傷み
:
HMV record shop online

Item Details

Genre
Catalogue Number
4870952
Label
Format
CD
Other
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Import

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オペラハウスの標準レパートリーとなってい...

投稿日:2025/06/14 (土)

オペラハウスの標準レパートリーとなっているワーグナー・オペラ10作の中では、最初の『さまよえるオランダ人』こそ最もHIPスタイルと相性が良いと考えられてきたし、実際ミンコフスキによるパリ初稿版の録音もあった。しかし、使われている楽譜は、序曲や全曲の幕切れが「救済のモティーフ」で終わるごく標準的な版ではあるが、今回のガードナー指揮ほどHIPの精神を生かした録音はこれまでなかったと言って良い。「ゼンタのバラード」冒頭のように思い切って遅いテンポを取ることもあるが、全体は快調な快速テンポで進められており、ティンパニや金管を強めに押し出す響きのバランスは、まさしくHIPのセンス。第3幕第1場、例の合唱バトルの最後のホルンのゲシュトップト音など、随所で「薬味」も効かせている。オペラの舞台となった国、つまり「地元」のオケであるノルウェー国立歌劇場管弦楽団も素晴らしい好演。ロンドン・フィルの首席指揮者も兼務するガードナーだが、ほぼ同時に発売されたベルゲン・フィルとの『サロメ』全曲も見事で、オペラ指揮者としてもますます目が離せない。 もちろん圧倒的な声の持ち主だが、時として大味なこともあるダヴィドセン。しかし今回は、精神的に不安定な人が多いワーグナー・ヒロインの中でもとびきりのヤンデレ娘を渾身の力演で演じきっている。フィンリーの題名役は理知的な歌唱で、根源的な「暗さ」に不足するが、まあこれも悪くない。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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